オフ会とイベントは違うよ

 風邪気味なのと背中の鈍痛とで眠れずに空が白みはじめてしまった。溜まっている作業も遅々として進まないし、何か書こうかな。

 日曜日、お誘いを頂いてこんなイベントに行って参りました。

 Event Festival Tokyo 2013 – イベントフェスティバル

 ざっくり言うと、イベント企画者や運営者が集まって、トークセッションやワークショップをするという会で、六本木アートナイトやTED×Tokyo、ニコニコ学会βの中の人が登壇するなど、それなりに豪華なラインナップだった。とはいえ、一つのセッションが30~45分で、ディープな話をするには短すぎるからどんな感じになるのかなぁ、と思いながら会場のスタジアムプレイス青山に向かった。

 しかし…。まず入口で迷う。公式サイトには、フロアが書かれておらず、何回に行っていいのか分からない。3分ほどエレベーターホールを行ったり来たりして、小さく超雑な作りの看板で「受付は7F」書いてあるのを見つけて、不安感が一挙に高まる。エントランスには案内の人員ひとりは割くべきだろう。
 同じように、7Fに行くと受付と出展ブースが混然としていて、どこに行くべきなのか導線がはっきりしていないし、とにかくどこで何が行われているのかが分かりづらい! また、各プログラムの間に休憩時間を挟んでいない箇所があったりすることも影響して、8Fや10Fに行くエレベーターを待つ時間が勿体無いので階段を使うこともあったり、何かとストレス感じる展開になっていた。
 これは私が気管支炎で息するのもしんどい状態だったということもあるのだけれど、インターバルが出来た時間に休憩するスペースや椅子がどこにもないのも辛かった。全体として来場者にやさしくないなぁ。

 極めつけが、アフターパーティー。ワークショップが終わってから30分以上も来場者を待たせて、全くケアがないので、エレベーターホール前に多数が滞留する事態になっていた。さらに、ケータリングがどこで実施されているのか案内が行き届いていない上に、あっという間に提供する時間が終わってしまった。
 この時「なんだかなぁ」と感じたのは、多くのスタッフが特定の箇所に固まっていて導線誘導や案内をほとんどしていなかったこと。事前に打ち合わせとかなかったのかしら?? 
 ずっと立ちっぱなしだったこともあって、途中で気分が悪くなって中座することになったのだけど。誘って頂いた方や登壇されていた方々には申し訳ないけれどひどいイベントでした。 

 今回の件で一言いうならば、オフ会気分でイベントを運営しても上手くいかないよ、ということ。
 面識があったり、ソーシャルメディアで繋がりのあるひとばかりが来る20~30人規模のパーティならば許されるのかもしれない。でも、何らかの知見を伝えたり共有したり広めたりする場にしたいのならば、まったく知らない人でも入っていけるような空間作りしないと目的を果たしたとはいえない。それがイベント屋さんのお仕事だとも思うし。
 
 これが「はじめてイベント開催しました!」というのならば大目に見るけれど。イベンターのイベントと標榜しているのにこのレベルでいいのかと思うし、ホスピタリティを示すことも出来ないひとたちほどイベントやりたがるという風潮に冷水かける必要がありそうだったので、敢えて指摘させて頂きました。
 次回があるのかどうか分からないけれど、期待せずに期待しておきます。

『個人メディア』はギャグ漫画家より短命説

 梅木雄平氏がこんなことおっしゃっているので、30分で雑に記してみることにする。なお、タイトルに深い意味はありませんので釣られた方はごめんなさい!

 エゴサーチして、批判してくる奴らを全部コメント付きで晒して行く「heyカモーン」マーケティングをやるか悩む。
 
 Twitter umekida  2013年5月11日 – 10:29 千代田区, 東京都から

 これは、下記の記事を受けてのことだと思われるのだけど。

 メディアの中立性という幻想、そして独立性 The Startup

 市場が個人メディアに中立性を求めてくる。
 これは面白い論点だと思いました。
 私からすれば、とんだお笑い草です。

 でもって、この直前の記事では、冒頭にこんなことをお書きになっていらっしゃいます。

 美しすぎる食べログのマネタイズモデル:グルメサービスのキャッシュポイント比較一覧 The Startup

 グルメ系サービスの比較です。ありそうでない記事かと。グルメ系サービスは知り合いが多いのですが、The Startupはあくまで中立的なメディアであると前置きしておきます。ご了承下さい。

 これ、芸風としては面白いと思います。内容ないよーですが。

 梅木氏ご自身に関して、なんだかスタートアップ界隈では「影響力ある」と自認していらっしゃるみたいだけど、Parsleyの観察範囲で面白がっているのは田端信太郎氏くらいなので、どこか別の世界があるのだろうなぁ、という感じだったりするのですが。
 梅木氏のエントリーって、論考以前に独自の意味で横文字を使ったり読みづらい記述が多いし、数字をそのまま出すことで「分析」といわれてもねぇ…という内容が多いような印象を受けている。まぁ、そんなによく読んでないけど。

 「個人メディアは!」みたいな高尚な感じで議論をしているブロガーは、2004年当時から存在していて、多くはメディア関係者だったりしていたわけなのだけれど、そのような芸風の方は長続きしない。3年持たないことがほとんどなんじゃないかな? 目標設定が高すぎるから、途中で折れてしまうのも無理もないのだけど。
 
 ちょっとだけまじめなお話をすると。メディアの「中立性」って、政治・社会・経済、ひいては他人の人生に影響を与える可能性があるという事実を踏まえて自律しましょう、ということを日本民間放送連盟などが定めていることで、「メディア」への規制というよりも「メディア人」としての心構えだったりするのね。もちろん、主観からは誰しもが逃れられないのは当然だから、なるべく公平に物事を扱う、というのが「報道」に関わるひとにとっては前提だったりするみたいです。
 Parsleyは「報道」のひとではないけれど、このブログではおかしいと思ったことは例え親しい人でも批判するし、リアルでぎくしゃくしている方でも社会的な価値があることならばレコメンドする。こういう「姿勢」が、なるべく「公平」である、と見做される最低限のラインなのではないか。これ、メディアとかブログとか以前に、人間としてのあり方の話だよね。

 そして。「誰でもが読める」状態に公開されたのならば、日記だろうが悪口だろうが、それが「パブリック」ということからは逃れられない。ブログに間違いを書いて「いやこれ私的な見解だから」と訂正しなかった場合、読者から厳しく批判されるのは、そういうことだ。

 まぁ、梅木氏におかれましては、「自分の分かってくれるひとだけ分かってもらいたい」というならば今のままでもいいだろうし、「より多くのひとに信用されたい」と望んでいるのならば今の考え方だと無理だよね、ということになるんじゃないかしら。

 ちなみに、メディアと中立性について語るならば、山口浩先生の論考ぐらいは最低限読んでおいた方がいいと思います。

 「メディアの中立性」と「中立的なメディア」はちがう― 選挙におけるネット活用 MediaSabor メディアサボール
 
 

はふぽ日本版が編集の問題以前だった件

 2013年5月7日にオープンしたはふぽことハフィントン・ポスト日本版。Parsleyも前回のエントリーで批判というか雑感というか感想を記した。その中では燃える可能性はあまり高くない、としたのだけど…ちょっと想像とは違うところから出火の気配がするので、ざざっとメモしておく。

 まず、『POLAR BEAR BLOG』様が、はふぽに原稿を送ったのだけど何の音沙汰もなかったのでYahoo!ニュース個人にアップしたった、とのこと。

 POLAR BEAR BLOG ハフィントンポスト日本版に参入失敗した件
 POLAR BEAR BLOG ハフィントンポスト日本版に対する懸念というか不安。

 小林氏の場合、このように実力行使に至って、はふぽ側も反応して掲載に至っているわけだけど(参照)。
 彼だけでなく、西田亮介氏なども同じように放置されていたらしく、それに対する不満がtwitter上に散見されるようになってきた。

「思いもよらず大量にコンテンツが集まってしまったので公開してません。不満かもしれませんが公開までお待ちください」とかいうすっげー上から目線のメールにびっくり。なんなの、そんなに偉いの、輸入コンテンツサイトさまは。公開していらないし、一生更新しねーよ、とか心のなかで毒づいたなう。

 Twitter Ryosuke_Nishida

  個人的には、小林氏や西田氏よりも堀潤氏の記事が優先されているというのは、「ないわー」という感じなのだけれど。

 実のところ、松浦茂樹編集長は『WIRED』時代にも、運営会社移行前に人気コラムを連載していたyomoyomo様に対しても似たような感じで憤慨させてしまったという「前科」がある。

 wiredvision.jpドメイン閉鎖と「yomoyomoの「情報共有の未来」」の未来 – YAMDAS現更新履歴

 もちろん、それぞれの事情や優先順位があるので、どちらが悪いという問題ではないとは思うが、編集とかクオリティーコントロール以前に、執筆者とのコミュニケーション齟齬があるというのはどうなのかしら、という感想を持つ。
 投稿型のメディアの場合、コンテンツを書いてくれるひとに、いかに気持ちよく投稿してもらうのか、というのが最大の課題で、逆にいえばここさえクリアされていれば三年は戦えるのだけど。はふぽの場合は、それよりもファクトチェックやクオリティーチェックなどを優先させちゃっているんだろう。なんというかオールドメディア的な発想で、それはそれで実現できれば理想的ではあるけれど、現状の限られた人的リソースで完璧にやろうとするのは無理だし、完璧にできないのなら意味ないじゃん、と思うな。
 中の人達は、コンテンツを作っていく、という意味では優秀な記者であり、編集者であるのだろう。だが、ネットサイトの管理・運営という面では、各ブログサービスのマネジメント担当者の方々などと比べて数枚落ちる、ということが今回浮き彫りになったともいえるかもしれない.
 
 まぁ、Parsleyもお仕事をしている上でコミュニケーションを上手くできないこともあるから、ひとのことをいえる立場ではないのですけれどね。自戒します。

ハフィントン・ポストが「???」ないくつかの点

 2013年5月7日に『はふぽ』ことハフィントン・ポスト日本版が鳴り物入りでオープンした。ざざっと見た限りに置いては、メディア関係者やウォッチャーからの品定め的な言及はあるものの、一般レベルだと「??」といった反応というところっぽい。事前に松浦茂樹編集長のインタビューがあちこちに掲載されていたものの、ネットメディアか新聞ばかりだったし、β版が公開されていたわけでもないので、松浦氏と面識のあるParsleyが一読してもピンとはこなかったから、関心ない層からすればもっと「???」なのでは、と思う。

 それで。既にいろいろな方がエントリーをアップしているものをざざっと拝読する限りは疑問符たくさん、というところ。中でも『ガ島通信』様が爆速でYahoo!ニュース個人に記事をアップしていたのはさすが。

 ハフィントン・ポスト日本版は失敗する(藤代 裕之) – 個人 – Yahoo!ニュース 

 2006年のオーマイニュース日本版ということならば、当時編集委員を務めた佐々木俊尚氏が今回もブロガーとして関わっていらっしゃって(参照)、「今こそそういうポータル的なメディアが必要」と記している時点で失敗確定なのではという思いがよぎるわけだけど(笑)。
 ただ、オマニの初代編集長を務めた鳥越俊太郎氏をはじめとするスタッフの大半が既存メディア出身でネット文化に精通しているとはいえず、初期に実名匿名論によるコメント欄の運用で荒れていき、肝心の市民記者が提供する記事のクオリティーも低く、尻すぼみになって行った。それに対して、松浦氏はBLOGOS⇒WIRED⇒GREEと渡っているし、スタッフにもネットメディア経験者が複数いるから、オマニほど斜め上の展開は期待できないように感じる。当時と比べてソーシャルメディアが普及して実名で発言するひとも徐々に増えているし、炎上リスクは軽減されているのではないだろうか。
 とはいえ、裏を返せば燃えることもなくアクセスが下がっていく、ということでもあるけれど。
 
 アクセスといえば。このエントリーを書き進めている時点では、Google先生で「ハフィントン・ポスト」で検索しても10位以内には入っていない(参照)。

 来ないなー来ないなーとクリックしていったら、5ページめの5番目に登場。なんか松浦編集長のインタビューや事前のリリース記事ばかりがヒットして本末転倒感がパない。
 私は小物なので、担当者ならば四半期でのアクセス流入見込みを想定して「広告とか言っている場合じゃないや…」と、パキシルのお世話になること間違いなしだが、おそらく中の皆様は別のご判断をなさっているということなのだろう。しかし、『ガ島通信』様の記事が上に来るというのは、Yahoo!個人パないなー。

 これはマシンスペックや通信環境にもよるだろうけれど。Parsleyの閲覧環境だとなーんか重くて20分ほどで遊ぶのをやめてしまった。ユーザーのフォローもちゃんと出来ているのか一見では分かりにくいし、「フォロー」「ファン」や「ニュース」「ブログ」といったはふぽ独自の用語があって混乱する。コメントをする際、twitterやFacebook以外のソーシャルメディアに投稿しようとすると、いちいちIDとPASSを入力しないといけないし。いらいらするわー。
 極めつけがユーザーの設定画面からFAQを見ようとすると、「ページが見つかりません」ときた。温厚なParsleyでもさすがにそっとタブを閉じましたよ。Facebookに文句書いたら松浦編集長が「修正します」とおっしゃっているので、すぐに対応されるとは思いますが。(参照

 なんというか、全体的にはふぽむずい、という印象を持たざるをえない。サイト構成やUIについては、津田大介氏が「システム的な部分はよくできてる」とおっしゃっているけれど(参照)。もしかしてParsleyとは別のサイトをご覧なのかもしれないなー。
 まぁ、中身の記事に新味がないのならば、どんなにシステムが優秀でもヤバいと思いますが。

 あと、コメント欄の運用についてもざっくりというならば。日本のネット空間は良くも悪くも2ちゃんねるの影響が強く、敵視したネットメディアの成功例はほとんどない。
 『WIRED』インタビューで、松浦編集長が「向こうも、日本の”匿名掲示板文化”のようなものには辟易しているんですね。アメリカでいうと4chanですが、そういうものに手を貸すようなものにはするな、と言われています」とおっしゃっているのを拝読した時には「それ負けパターンや」と頭抱えましたよ…。
 2chは誹謗中傷が横行しているし、真偽が不確かな情報が渦巻いているなど、問題をたくさん抱えているのはいうまでもない。が、一方で良質な議論が進む板やスレもあり、「嘘を嘘と見抜けないと難しい」という西村博之氏の名言に象徴されるようにリテラシーを養うことにも役立っている。
 それに。松浦編集長ははふぽの主力読者を団塊ジュニア世代に置くようなご発言をされているけれど。清濁を全て飲み込んで喜怒哀楽を誰でも自由に書き込める2chこそが、団塊ジュニア世代が「ホーム」といえるメディアなのではないだろうか。いずれにしても方向性としては真逆なので、「良質の議論」が受け入れられる勝算をどのように描いていらっしゃるのか純粋に興味は沸くけれど、現状を見る限りは「???」という感じかしら。

 ここまでいろいろ記してきたけれど。Parsleyにとっては既に名声がある「オピニオンリーダー」を起用し、無名の論者のことをオーソライズしようとしないネットメディアは存在意義がないとさえ考えているので、ネットメディアウォッチャーの遊び場がまたひとつ増えたくらいの認識だったりします。
 そうは言っても、万に一つオファーを頂いた際には恥も外聞も節操もないので書きますけれどね!
 これから「???」が「!?」に変化することを、心から願っております。

最近のおしごと&お知らせ

 ★Yahoo!ニュース個人&誠ブログで書いています!

 お誘い頂いて、2013年2月よりYahoo!ニュース個人で書かせて頂いております。

 ふじい りょうの記事一覧 – 個人 – Yahoo!ニュース

 また、2013年4月より、誠ブログでも書かせて頂けることになりました。

 Parsleyの「Webについて知っている二、三の事柄」
 
 いちおう、Yahooの方ではオピニオン的な記事、誠ブログではWeb関連のお仕事に関する記事を軸に書いていくつもりではおります。このブログでは、これまで通り、書きたいことを書いていきます。

 プロフィールの写真を撮影して頂いたのは、 rhythmsift 氏。改めまして、ありがとうございました!

 ★『Re:animation5』関連の記事あちこちに書いています

 2013年4月13日の超都市型音楽イベント『Re:animation5』は当日も取材させて頂きましたが、他にもいろいろな切り口で節操なく書かせて頂きました。

 第59回:『リアニメーション』から見る東京クラブカルチャーの到達点 DrillSpin Column(ドリルスピン・コラム)
 無料入場実現! 『Re animation』仕掛け人・杉本真之さんに聞く中野開催の理由と新サービス – ガジェット通信
 NIRGILIS岩田アッチュ&稲寺佑紀『Re animation5』直前インタビュー「私たちは野外が似合う!」 – オタ女
 ニッポン放送吉田尚記アナもDJプレイ!NIRGILISライブに中野が揺れた『Re animation5』 – オタ女

 私のような木っ端ブロガーでなく、音楽メディアの中のひとにも注目してもらいたいというのが本音ですが、引き続き東京のクラブシーンについては追っていくつもりです。集まっているひとたちがとても面白いしね。

ウェブで長い文章が読まれるために必要なこと

 新清士氏のエントリーが流れてきたので、ざざっとメモ。

 2000字と3分…ウェブ媒体記事の適切文字量…の呪い(アゴラ – ライブドアブログ)

 Parsleyもいろいろなネット媒体で書かせて頂いているけれど、この「2000字」という基準は実感値に近い。あと、字数も重要だけど、スクロールの長さも感覚的に影響してくる。PCだと、PDF化してみて4ページ以上になるとタルいな、という感じになるし、スマートフォンで「続きを読む」と分割されると、読者が半減する覚悟は要るなと個人的には考えている。
 とはいえ、それなりの専門性が必要な記事だと前提となる事実を列記するだけでもあっという間に2000字を超えてしまうような場合もある。長い文章の場合でも、それなりの構成や見せ方次第では、コンテンツとしてちゃんと読まれるけれど、だらだらと文字を重ねるだけでは飽きられてしまうこともあるだろう。短い文章とは違った「仕掛け」がないとなかなか読まれません。
 というわけで。私の場合、記事が3000字を超える見込みの時には以下の点に注意しています。

 ★全体を5分割して、小見出しをつける

 まずまえがきで文章全体の趣旨が読者に伝わるようにまとめて、その後に起承転結をはっきりさせること。読む側のストレスを感じさせる文章ってリズムが悪くて冗長ということ。明確に区切って小見出しをつけるだけでも文章に緩急がつくのでリズムを作るのに有効です。
 また、文章を書く前に構成を考えるクセをつけることにもなるので、文章をだらだらととりとめもなく続いてしまうことを防ぐことにもなるかしらね。

 ★画像・図表・リンクを効果的に配置する 
 
 画像や図表が用意できるのであれば掲載するに越したことはないのだけど、これも読む側のリズムを崩さないような配置をすることが重要になってくる。
 前述の新氏のエントリーだと、トークイベントの説明と参加された感想の間に画像が掲載されているが、流れが続いている中途に写真が挟まれることで、読み手の意識を一度切られてしまっている。Parsleyならば冒頭に掲載するなぁ。あと個々のスピーカーひとりの画像をそれぞれの発言の前後に掲載できればベスト。
 小見出しの役割を画像で代えるというのも効果的だが、ここでも読み手にストレスをかけない記事にするためのものなので、リズムを崩すようならば掲載する意味ありませんよね、という話になる。

 画像が用意できないならば参考記事のリンクを入れる、というのも読み手の意識に「休符」のような機能を果たす。文末に参考書籍やURLを記載するならば、文中に挿入する方がよりベター。

 ほかにも、細かいテクニックがあるのだけれど、とにかく基本として「読者のストレスを感じさせないように文章のリズムをはっきりとつける」というのが一番重要なポイントになるかな。
 誤解を恐れずにいうと、「自分の書きたいことを書く」という意識が強すぎて「どのように伝えるのか」という意識が薄い文章を読んでもらうには、2000字が限界、と断じてもいいのではと思う。
 だから、言を尽くして正しく表現するために長文になるのは誠実な姿勢だけれど、広く理解されなければ意味がないので、ある程度読みやすさを意識した文章を心がけた方がいいし、そのためには起承転結が分かる読みやすい記事やエントリーにしましょう、という話になる。

 まぁ、Parsleyが他の方々よりも少しだけ長けているのは、この点くらいだよな、と思っているので、皆様書きたいことを書きたいように書いて頂いている方がありがたいんですけれどね。