ラストマン・スタンディング

 今年も、皆々様のおかげをもちまして、なんとか、乗り越えることが出来ました。感謝。

 2009年を振り返ってみると、なんだかジェットコースターのような一年だったなぁ、としみじみ思ってしまう。論壇誌デビュー(笑)があったり、転職したり。公私にわたっていろいろなことがありすぎて茫然としたまま大晦日の夜を迎えている。
 とはいえ。来年は今年以上にせわしい一年になりそう。
 たぶん、2010年が終わる頃には、どの界隈でも明暗がくっきりと分かれる年になるんじゃないかなと感じていて、スポットライトが当たらないまでも、せめてダークサイドに落ちることのない程度には光が差す位置にいたいな、と漠然と考えていたりする。その上で、最後に立っているのは自分でありたい、と妄想しています。

 出来ることは出来るだけ。出来ないことも出来るように。

 皆々様にも、2010年が実りの多い年になりますように。

 

仏像ガールに『「阿修羅像」の真実』は響くか

「阿修羅像」の真実 (文春新書)
長部 日出雄
文藝春秋
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 直木賞作家、長部日出雄先生の『「阿修羅像」の真実』を献本頂きました。ありがとうございます。
 本書は、阿修羅立像のモデルは誰か、ということを天平の世に戻り重層的に推理。藤原不比等の娘で、聖武天皇の后、光明皇后こそがそのひとであると、かなり大胆な仮説を提示している。

 この仮説の真偽について語るほどの知識を持ち合わせていないので、ほんとうに阿修羅像のモデルが光明皇后なのか、ということを突き詰めることは無理!そういった検証は専門の先生方にお任せするしかなさそう。

 個人的には、今の仏像ブームが、こういった歴史、バックボーンと切断されているような印象を持っている。本書でも東京国立博物館で開催された『国宝 阿修羅展』で、多くの人がご本尊を拝顔する前に、グッツ売り場でフィギュアを手に入れようと行列を作るというエピソードが記されている(215P)。

 最近だと、仏像ガール女史とかご活躍だし、元アイドルライターの小明女史も仏像を鑑賞するDVDを発売している。現在の”仏像ブーム”は、女性層を中心としたものだ。
 それでParsleyの見る限り、その仏像を愛でる姿勢というのが、とにかくライト。何と言えばいいのかな…そうだ、ジャニーズの男の子たちと仏像たちを対置することが可能なんだよね。どっちに対して「かっこいい」かと感じるか、観て「癒される」か。もっといえばそのことに時間を割いて満足感を得られるか、ということなんだよね。
 そんな彼女達にとっては、仏像のバックボーンとか、知る必要もないし、むしろジャマな知識ですらある。

 
 仏像ガール女史は、日経トレンディネットの対談で、「私自身訪れた寺で、どういう仏像なのか知りたいと思って看板の説明を読んでも、難しすぎて全然理解できないこともよくありました」とおっしゃっていて、「仏像を好きなのは宗教とはあまり関係なくて、かっこいいとか素敵だとか思う対象が、たまたま仏像だっただけのことなんです」とのこと。
 小明女史にしても、「私初心者で……」ということらしいし。(参照

 若い女性層に受けている、というのは、近年のスピリチュアルブーム・パワースポット巡礼といったものとリニアに繋がっている、というのが私の印象だ。

 そんな彼女達に、光明皇后のご威光は届かない。
 こんな昨今の仏像ブームですが、有識者の皆様や寺院の方々はどのようにお考えなんでしょうねぇ…。

リアルフィギュア 『阿修羅像』
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仏像の本
仏像の本

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仏像ガール〔本名:廣瀬郁実〕
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小明の感じる仏像 新薬師寺・法輪寺・中宮寺編 [DVD]
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『an-an』でオトメン特集

 12月25日発売の『an-an』で「リアル”オトメン”大研究。」という特集が7ページにもわたって掲載。この特集をするきっかけは、編集部を訪れたPR会社勤務の25歳男子が弁当男子&手芸男子だったからだそう(参照)。

 オトメンの特徴として、「かわいいスイーツに目がない!」とか、「おしゃれカフェが好き」とか「犬やパンダに癒される」とか「煮込み料理が得意」とか、うん、だいたいあっている。
 ただ、「”84″世代に多い」というのは、観測範囲狭いかなー。理想が木村カエラというのも、表層的過ぎるし。乙女男子は外見よりも趣味が合うとか一緒にいて楽しいとか、内面重視で彼女を選ぶんですよ!

 理想の「リアルオトメンくん」として登場するのは、山本裕典。顔立ちといい趣味料理といい香水は女性用愛用といい、たしかに直球ストライク。

 恋愛面で、「意外にnot草食」というのはまさにその通りで、感受性が強いひとが多いので、ひとを「好き」になる機会に恵まれている場合が多いのですよね。で、その感情に素直。告白は「自分から」というのが68%という数字が出ているけれど、みんな女子マンガや小説を読んで、「こういうシチュエーションで」とかシミュレーションしているんです(笑)。

 そんなこんなで。全体としてよくできた特集だったので、オトメンに興味があるひともないひとも、是非とも目を通して頂きたいなーと思いました。

クリスマスの経済史

 …って、意外に文献としてまとめれられていないんだなぁ。
 ざっと荒く調べてみたところ、『構築主義の消費論』という本しか見つからなかった。今度入手して読んでみる。
 サンタクロースのモデルである聖ニコラスの祝日は12月6日で、オランダ周辺で子供たちにプレゼントを渡す伝統行事があった。それがアメリカ大陸に渡ったオランダ系の人達に継承されて、クリスマスのお祝いとなり、さらにに世界に広がって、プレゼントを渡すだけではなくて恋人達のアンアンタイムへまで繋がる話というのは、考察してみると結構面白そう。
 バレンタインも、同じ切り口で考えることが出来そうだし、時間に余裕が出来たらまとめてみよう。

聖者の事典
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『無頼化する女たち』を読んだ。

無頼化する女たち (新書y)
水無田気流
洋泉社
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 ロスジェネの置かれた環境や諸問題を、ご自身の経験をもとに紐解いていった『黒山もこもこ、抜けたら荒野』の続編とも言っていい本書は、普通の幸せ=結婚をしてマイホームを手に入れ子供を育てるというアメリカ型核家族のヴィジョンが崩壊して、幸福のリスクマネジメントを迫られて、女性たちが「やさぐれ」「無頼化」している、ということが主なテーマとなっている。

 本書で特に面白いのは、第四章の「サバイバル・エリートと婚活現象」。勝間和代女史が、マネータブーと出世タブーの二つを打破し、自身をロールモデルにしたサバイバル・エリート像を構築したと、筆者は指摘する。しかし、勝間女史のリスク・リテラシー論からは自己責任論の匂いを発散させている。このことに異を唱えたのが、香山リカ女史だった。筆者は、この二人のことを「伝道師」と「治療師」と的確に述べている。
 そして、重要なのは、勝間・香山論争からこぼれおちる、「しがみつかざるを得ないが、<勝間和代>にはなれない人たちが多くいること」で、彼らこそがサイレント・マジョリティだと、指摘していることだ。
 今の日本には、とにかく「安心」したい人で溢れている。その明確な指針がキャリアアップだったり、お金だったり、結婚だったりしている。だから、勝間本のような自己啓発書のブームと婚活ブームは、コインの裏表だと喝破している。

 本書で指摘されていることや述べられていることは、いちいちごもっともで頷くことばかりだったのだが、一つだけ残念というか、限界があるのは、「女」というポジショントークから、筆者が抜け出していないところにある。
 男子だって、「ハッピーリスク」に苛まれている。交際(結婚)相手として相応しいか厳しく値踏みされるし、本書でも再三指摘されているように正社員として働いたところで将来が保障されているわけではない。にもかかわらず、社会からは未だに「労働の最前線」にあることを求められている。状況は女性と変わらない。
 男性と女性、どちらがよりリスクが高いのか、というのは不毛なので問うことは止める。しかし、そういった「父性」を押し付けられることを避けるために、若い層が「恋愛低体温症」になり、「乙女男子」へとなっていく。要は男性が「草食化」しているのではなく、社会が「乙女化」しているのだ。…というのが、Parsleyの持論だったりしている。
 また、男性と女性の間のジェンダーがぼやけてきている、という視点も、本書には欠けている。先日、私は秋葉原の女装バー『NEW TYPE』へと遊びに行ってきたが、そこには、街を行くかよわい女子たちよりもよほど足も腕も細い「男の娘」のメイドさんたちが待っていた。でも、彼らは別にニューハーフでなく、単純に「女装する男たち」なのだ。
 乙女男子である私からして見ると、彼らはメイド服を着ることによって、「男性性」を覆い隠そうとしているように見える。が、それはやむなくやっていることではなく、彼らが「女性性」=「カワイさ」をまとった方がトクだと、戦略的な判断をしているように感じる。
 もちろん、万人=社会に対して、自分の趣味嗜好を理解してくれることなど、何の期待もしていない。つまり、若い層は、男性も「無頼化」している。
 もっと言うと、ロスジェネ以降の日本人は、男女の区別を問わず、ペシミズムとニヒリズムに覆われている。社会に何の期待も持てない層なのだ。

 だから、本書を読む際には、「女性」はという単語を全て「若者」と置き換えて読むことをオススメする。それでも、大抵の箇所では、意味が通じるのではないだろうか。

 

『101人の腐女子とイケメン王子』を読んだ。

 腐女子も文化系女子のうち。ということで、格好のテキストが刊行されておりました。『オタク女子研究』『ケータイ小説のリアル』などの著書があり、ご自身も腐女子である杉浦由美子女史の新刊。

 副題に「腐女子<恋愛観>研究」とあるように、実際のところ腐女子ってどんなタイプの男性が好きなのよ、というのがテーマ。ここで筆者は、ご自身や腐女子へのリサーチをもとに、「妄想」と「現実」を峻別していることを明らかにして、「イケメン怖い」理由や、「オラオラ系男子」はコンテンツとして消費している構造を詳らかにしている。

 興味深かったのは、今の学校では、「男子vs女子」ではなく「ギャルvsオタク」という対立項だという指摘。共学中学に通う可愛い腐女子が「最初男子とも仲が悪かったけど、お互いオタクだと分かって今では仲がいい」というふうに答えている。そうか、今の若い子はオタク情報をツールにしてコミュニケーションが取れているんだー。かつてだったなら、両者の間には、同族嫌悪みたいな感覚があったのにね。
 それだけ、「ギャル」という存在が、肥大化していることは、本書ではいろいろ例示している。ギャルが巧妙で強いのは腐女子を「気持ち悪い」といじめるのは、「ギャルこそ、うぜぇ」と言い返せないタイプだけ、など。

 本書の魅力は当事者語りをしつつ客観的な視点を保っていること。例えばギャルは男の話ばかりしているけれど、腐女子だってそう。二次元が三次元、ファンタジーかリアルかの違いだけだと、ちゃんと書かれている。

 もう一つ、「非モテ」をテーマにする同人誌『クリルタイ』に関わっている身としては、自虐をする女子と、コミュニケーション能力が要求される状況というのは、まんま「非モテ」男子が直面している問題で、現実にモテないという構造や、「自分を好きになってくれるが好き」という「待ち」の姿勢などは、かなり共通する部分があるように思えた。(だから、腐女子の皆さんは是非今度の冬コミで『クリルタイ4.0』を買って下さいネ☆)

 個人的には、趣味や嗜好にしても、恋愛にしても、自分の傷つかない安全な場所へと、下流へと流れているのも、男女共通なんだな、と思ったが、詳細は本書にふんだんに書かれているので割愛。
 今週の12月16日夜に、北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)公開講座で、筆者が講師となり「腐女子VSリア充」というテーマについてレクチャーがあるので、そのあたりをお伺いしてみたいかも。公開講座には、Parsleyもお邪魔してみるつもりでおります。

 

記者会見開放が進まないワケ

 前回のエントリー逢坂誠二衆議院議員と、藤末健三参議院議員の、大臣記者会見開放の取り組みについてのアンケートを公開させて頂きました。

 それを踏まえたうえでの、Parsleyの個人的な感想みたいなものを、つらつら記しておきたい。

 まず、お二人がtwitter上で「共闘して行動を起こしましょう」とつぶやかれて、本当に記者会見のオープン化に向けて動かれているのか、ということに関して。
 藤末議員が、正直に「今はまだ何もできておりません」とご返答なさっているように、実際に行動はされていない、と判断するのが妥当なように思う。「なんだ、結局言っただけで終わりかよ」というふうに感じる方がいても仕方がないし、発言から三ヶ月近く経っても記者会見の開放が遅々として進んでいない状況について、何らかのご説明があってしかるべきなんじゃないかなぁと思う。

 思うのだけど。私が甘いのかもしれないけれど、お二方を責める気にはあんまりなれないなぁ。この問題にコミットするインセンティブが、あまりにもなさ過ぎるから。身も蓋もない言い方をすると、この件で何らかの成果を上げたとしても、次の選挙で票につながるかといえば、ほとんどその可能性が、ない。

 ■そもそも「記者クラブ問題」が知られていない

 記者クラブが既得権益化していることは、『anti-monosの新メディア論』様のエントリーに詳しいのでそちらをご覧頂きたい。

 総理大臣の外遊に見る、記者クラブの生態 – anti-monosの新メディア論 総理大臣の外遊に見る、記者クラブの生態 - anti-monosの新メディア論

 だが、実際のところ、記者クラブ問題って、政治に関心がある一部のネットユーザーにしか知られていないというのが実情だ。
 だって、テレビや新聞がこの問題について取り上げていることは皆無に近いわけなんだから(笑)。
 一般の、それほど政治に興味がないひとも、「あ~これは改善しなきゃだめだよね」といった共通認識が出来ているならまだしも、そういった世論の合意形成がない状況だということは、ネットどっぶりだと意外と忘れがちになる。

 ■そもそも記者会見開放って必要なの?

 現在、多くの省庁では、記者会見の議事録を公開しており、中には動画でのアーカイブを流してくれるところもある。省庁によって進捗はまちまちだが、大きな流れとして情報公開は進んでいる。
 つまり、関心のあるひとはテレビ・新聞などのマスメディアを介することなく、直接情報に触れることが出来るようになりつつある。
 そういう状況の中で、あえて記者会見の開放をする意味はどこにあるのか?
 先述したように、既存メディアが既得権益化しているから、「仕分け」されるべきだ。それを崩す、ということに意義は見出せるが、それって実は二義的なことで、一般人と大臣・政治家との距離が近くなってより民意が反映されやすくなること、が一番に考えるべきことだ。
 そのために、「記者会見開放」が必要なことなのかどうか。
 個人的には、予定調和になっている空気をシャッフルして、専門的な質問が飛び交うようになれば、場の緊張感が増し、政治家・官庁側とメディア、そして一般市民が研鑽してよりよい政策を作り上げていくようになるのが理想だと思う。そのためには、質問者と質問内容の向上が求められる。
 それが、既存メディアの外の立場の人間が入ることによって、変わるのかどうか。
 外務大臣の会見を見ていると、ニコニコ動画がユーザーからの質問をピックアップしており、空気が明らかに変わっているように感じる。そういった仕組みを、もっと洗練させていけばいいのではないだろうか。

 ■そもそもネットメディア・ジャーナリストがこの問題を追ってない。

 私の知る限り、記者会見開放について、定期的に追っているのって、しがない木っ端ブロガー1名なんじゃないかしら?(笑)
 J-CASTニュースなど、外務や金融といった大臣会見に参加できるようになったメディアは、9月の政権交代時にはこの問題を盛んに取り上げていたが、今では他省庁の開放の状況は、ほとんど追っていない。
 「会見開放」の言質を取った張本人である上杉隆氏も、「鳩山政権を見守りたい」として(参照)、現在は深追いをしていない。
 また、逢坂議員の「政権スタート後、まだ2日目」発言に反発していたひとたちも、その後記者会見開放について、アクションを起こしているようには見えないし、この問題に関心を失っているようにすら見える。

 拙ブログのメディア力不足が主な理由だけど、前回のアンケート記事はあまり反響はなかった。佐々木俊尚氏にはわざわざぶくまやTwitterでご紹介頂いたし、BLOGOSでもトピックスに選んで頂いたにもかかわらず!

 簡単に言って、記者会見の開放が一向に進まないのは、「世論になっていない」、この一言に尽きる。
 で、世論形成の装置としての既存メディアが、当事者だというのが重要で、既得権益化しているメディアを崩すには、ネットメディアは力が足りないし、だいいち戦略がないよね。というかもはや「敵対」もしていないんじゃないか、という話になる。
 そういった状況で、議員さんを動かすことは難しい。少なくとも、政策の優先順位として下がっていくことは避けられないのが正直なところなんじゃないかと思った。

 こういった状況に忸怩たる気持ちを頂いている皆様は、是非とも各議員にメールやTwitterで直接コンタクトを取って自分の意見を伝えるようにしましょう。そういう声が多ければ多いほど、議員さんが動くための原動力になる。少なくとも、「聞く耳」を持っている議員さんは、沢山いらっしゃる。「壁」を作っているのは、むしろ一般人の側。何か意見のある方は、「壁」を越えるところからはじめてみるべき。
 今回、逢坂・藤末両議員にアンケートをしてみて、そんなふうに思った次第でございます。

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 <追記・3/25 16:30>

 鳩山由紀夫首相の記者会見が、「基本的にオープン化」と報じられています。

 首相会見オープン化 ネットメディア参加認める(産経新聞)

 しかし、これはあくまで「記者」に対する「開放」で、しかもかなりの制限つきなため、「オープン」とは呼べないと考えております。私も、取材申請をしてみましたが、さまざまな障害があり断念しました。(参照
 今後もParsley個人として、官邸および各省庁の会見のフルオープンに向けた活動を続けていくつもり。期待せずご期待下さいませ。

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大臣記者会見開放アンケートのお答え頂きました。

 もう皆様はお忘れになられているのかもしれないけれど、民主党が、選挙前に「政権交代をしたら記者会見をオープンにする」と発言、約束していた。
 だが、実際には首相官邸のネットメディアをはじめとする記者クラブ以外のメディアに対する開放は実施されなかった。

 この件に対して、民主党の逢坂誠二衆議院議員の”つぶやき”で炎上、藤末健三参議院議員が助け舟を出し、記者会見開放に向けて”共闘”すると宣言。騒ぎはおさまった。

  1. 衆議院議員 逢坂誠二
    seiji_ohsaka 昨日、総理が決まり組閣。現在、副大臣や政務官の人選中。明日の本会議で、常任委員長が決まる。徐々に政権の体制が決まりつつある。今後、具体的に政策が動き出し行きます。こんな中で、もう既に「公約破り」とか非難の声があるが、ちょっと気が早すぎるかも。政権スタート後、まだ2日目です。
  2. 衆議院議員 逢坂誠二
    seiji_ohsaka 記者クラブの件、マニフェストじゃないにせよ、選挙前に鳩山現総理が発言しているのですから、しっかりと実行すべきです。
  3. 藤末 健三
    fujisue 総理記者会見のオープン化の件、今官房に入れました。既に批判の大きさは認識している。内閣記者会との慣習と警備の問題が壁だとのこと。私から 兎に角前向きにやっていることを見ていただくべきとお伝えしました。逢坂さんなどと連携しながらやってみます。
  4. 衆議院議員 逢坂誠二
    seiji_ohsaka @fujisue 藤末さん、記者クラブの件、共闘して行動をおこしましょう。

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 それから約三か月半が経過し、大臣会見の記者クラブ以外へのオープン化が実現したのは、外務・法務・金融の三大臣。(拙エントリー参照
 首相官邸をはじめ、これ以後の進展はなく、既存メディア・ネットメディアともこの件に関しては追っていない。
 そこで、twitter上で共闘を宣言した逢坂・藤末両議員に、次のようなアンケートを送ってみました。

 【1】大臣記者会見の公開の実施しているのは外務・金融担当・法務の三大臣です。現状をどう評価なさっていますか。
 【2】他省庁への開放へのお取り組みを、現状どのようになさっていらっしゃいますか。
 【3】開放を阻む要因につきまして、どのようなものがおありだとお考えですか。
 【4】各省庁共通の、大臣記者会見公開ガイドラインのようなものを、制定されるお考えはおありですか。
 【5】「日本インターネット報道協会」の存在をご存じでしたか。
 【6】「日本インターネット報道協会」以外のネットメディアに、記者会見を公開すべきだとお考えですか。
 【7】最後に、今回の情報公開の流れにつきまして、ご見解をご自由にお願いいたします。

 それに対して、両議員とも迅速にご対応・ご返信を頂きました。ありがとうございます!
 アンケートのお答えは、次の通り。

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 ■逢坂誠二議員

 【1】外務・金融担当・法務の三大臣以外も、少しでも公開範囲が広がるよう努力をしていると聞いています。私もこの範囲が広がれば良いと思っています。
 【2】情報公開がさらに進むよう日常的に活動を行っています。また、記者会見の件については、官邸に対して、各省庁の記者会見がさらに広い範囲に公開できるよう口頭でお願いしました。
 【3】記者会見に参加される方の記者としての地位の確認、セキュリティの問題、以上などが、隘路になっていると考えています。
 【4】私は、直接、その担当ではありませんが、それぞれの大臣の主体性も尊重したうえで、そうしたものがあれば良いと考えます。
 【5】存じ上げませんでした。
 【6】記者会見は、記者の方々に広く開放されるべきとの基本認識持っています。その際、ネットメディアの定義、位置づけ、記者とは何か等が課題になろうと思います。
 【7】民主党の基本は、予算の事業仕分けにみられるように、情報公開を積極的に行うことです。政権交代を契機にさらに情報公開が進むよう努力します。

 ■藤末健三議員

 【1】いいと思います
 【2】今はまだ何もできておりません
 【3】古い考え方と思います。
 【4】いい考えです
 【5】知りませんでした
 【6】原則公開がよいと思います
 【7】ネットは強力なツールです。役所の予算、執行などでのデータを公開する、そうしたことで無駄遣いはなくなっていくと思います。

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 私の感想やら何やらは、また別のエントリーにて。

『PS』1月号を読んだ。

 表紙は堀北真希。「ガーリーウエスタン」としているけれど、ニットカーデ+ファーマフラー+ワンピという組み合せは、森ガールっぽい。まぁ服もだけど、ヘアメイクが抜群に素敵だよね♪
 このタイミングでのグラビアの登場は、後のページに登場している相武紗季と安藤裕子とともに、映画/DSの『レイトン教授』の出るタイミングで、ということのよう。

 特集の「セール直前のマストバイ!リスト」は、栗山千明サマやMEGらのおしゃれピープル、有名スタイリストを揃えているのだけれど、万人向け、というアイテムを紹介していないので、好みがだいぶ分かれるだろう。個人的には、小林涼子@motherのニットポンチョが欲しいな~と思った(約3万円というのは高いケド)。

 それよりも6ページにもわたっているTシャツ特集は、ロゴTにはファーコート、シャツワンピにはダウンジャケット…というように、実践的な合わせをナビゲートしていてかなり参考になる。紹介されているアイテムもどれもがかわいい!

 注目は、「”とっかえっこカップル”ファッション生中継」。街中で行きかうカップルが、お互いのアイテムを取替えているスナップと、奇回しが効くアイテムを紹介している。
 個人的にも、最近はレディスものばかり買っている。ストールやバッグなどは簡単にシェアできる。今回の特集はさらに一歩進んで、女性にはメンズの大判ジャケットやダウンベストにVネックニットを、男性にはレディスのパーカ、ライダーズジャケット、モッズコート、ストレートジーンズの着回しすることを勧めている。
 乙女男子としては、こういった風潮はどんどん進んで欲しいですね。

 ○○男子は、「”おふたりさま”男子」。既に、『Elastic』様がエントリーで取り上げているけど、要はペアルックに近いコーディネートが近い格好を「仲が良すぎて」してしまう、という、ちょっとボーイズラブ的要素を想起させてしまう男子二人組が増えている、というのがキモ。確かに、そういう二人組を見かける機会は増えているかも。
 ここに目を付けたのは、なかなかに慧眼。最近の○○男子の中ではダントツに秀逸なので、腐女子の皆様は一見の価値アリです。

追悼・ジャマール

 本命エドワード・ファトゥー。WWE時代にはウマガ。だが、私はやはり、全日本プロレスで「ROD」の大黒柱として活躍していた時のリングネームで、彼のことを呼びたい。12月4日にジャマールが、心臓発作で亡くなった。36歳。

 WWEのリリース
 「ジャマールよ、安らかに…」(小佐野景浩氏のブログ)
 「ジャマール」(TAKAみちのくのブログ)

 我が家には、2005年9月11日にディファ有明で開催された、RODプロデュース興行のポスターが張ってある。当時の私は、全日本プロレス、特にジャマールを中心としたRODを観に行っていた。
 「動けるデブ、身軽なデブ、かっこいいデブ、みんなのデブ!」とはTAKAみちのくのMCでの前口上だが、その通りの動きを、いつもリング上で見せていた。トップロープからのフライングソーセージ。もう見れないなんて。

 ジャマール。さようなら。そしてありがとう。ポスターは、あなたのことを忘れないよう、ずっとこれからも張り続けます。