"紙"へのこだわりが可能性を消すかもね

ロスジェネ 創刊号
ロスジェネ 創刊号

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 最寄の駅前の書店に、『ロスジェネ』創刊号を買いに行ったが、置いてなかった。やっぱりね、というのと同時に、こういった現状を、執筆者たちはどのように認識しているのだろう、とふと思ってみたりした。
 私が行ったのは、私鉄沿線に数店舗を構える郊外型の書店で、坪数もそれなりにある。ちなみに、晋遊舎の『m9』は置いてあったのでそこで購入している。
 つまるところ、そういうお店の店頭には、一切並ぶに値しない雑誌だと、流通側か書店側には判断されるような本だというのが現実なわけだ。逆に言えば、『m9』は並べられるに値すると売る現場ではみなされた、ということ。『嫌韓流』関連本と一緒にされていたりしているわけなんだけれど、それにしたってすごいな、晋遊舎。

 しかし、このテの雑誌で”マス”と呼べるのは、もはや『文藝春秋』(62万部)と『潮』(43万部)ぐらいの状況下で、それでも紙媒体に拘らざるを得ないひとたちの気持ちは、とてもよく分かるのだけれど、う~んと感じなくもない。
 例えば、赤木智弘氏は『論座』で書いたことで、一つ上のステージに乗ったように見えるし、確かに既存のヒエラルキーからすれば一面の事実でもあるのだけれど、自身の言説の流布という面では、2万部程度のオピニオン誌よりサイトの方が恒常的にアクセス数はあったのだから、「後退」とも取れる。そして、自身のサイトの更新は以前に比べて格段に落ちている。ま、いっちょう上がり、ということでいいとは思うけれど。少なくとも彼は救われかけているのだから。

 『m9』では、『萌え理論blog』様の『アイドルマスター』の記事が、「あちゃ~」という感じだった。たぶん、Web上でならリンクを張るなどして広がりを持たせることも出来て、ぶくまを集められるいい記事だったのかもしれないけれど。あいにく紙ではアドレスを記載するくらいのことしか出来ないし、地の文の「ぶれ」がマイナスに働くケースが多い。何より、プロフィールに「ライター」と入れちゃった。あちゃ~、「ブロガー」って超便利な肩書きなのに。損だと思うなぁ。
 『ココロ社』様は、blogでの印象とほとんど変わらないゆる~いテイストで大笑いさせて貰ったけれど。彼の場合、毎エントリーあんな感じだし何よりWebとは切り離した記事を寄稿していたところに、媒体の特性を分かっていらっしゃるなぁと感心させられた。

 それにしても。両誌とも残念なのは、サイトが販売促進PRの一環としてしか捉えられていない、ということ。『ロスジェネ』なんか、宣言で「左翼と現実をつなぐ空間を設定する」とあるのを読んであまりに唇寒しくて卒倒しそうになった。書き手が題材のかなりの部分をネットに拠っているというのに、読み手の反応はそんなの関係ねーと言わんばかりの作りになっているというのに。
 せっかく発信の敷居は下がっていて、各執筆者も自身の根城がネットにあるのだろうに、そういった繋がりさえも仕掛けられないでいる。これでは、一般の読み手とも繋がれる能力がないと判定せざるを得ないだろう。

 だいたいさー。数十万数百万という単位で動いていた頃の雑誌だって、雑誌単体でその規模感を実現したわけでなく、TVやラジオ、新聞といった別媒体との相乗効果によって可能になったものでしょうに。それを、旧来の文脈のままトレースすることで成果が出せると考えているのならば、楽観主義の謗りを免れないのではないだろうか。

 これは、今はイベリア半島にいるある方がおっしゃられたことなのだけれど、人々がアテンションを向ける対象=コンテンツを作る人よりも、人々がアテンションを向ける対象をコントロールする人とシステムに重要性がシフトするであろう、と。parsleyも賛成で、雑誌を作るにしてもネット媒体を立ち上げるにしても、媒体という入れ物に拘っている場合ではないんじゃないか、と思う。

 そんなこんなで。このままいけば、『ロスジェネ』にしろ『m9』にしろ、”紙”に対するこだわりが強すぎて、いろいろな可能性をなくす結果に終わると思う。同世代として、極めて残念ではあるけれど。

『乙女男子研究所』二回目が掲載されました

 gooニュース『ボクナリ』『乙女男子研究所』の二回目は、マンガが主題です。

  【乙女男子研究所】第2回・乙女男子の源流は「少年サンデー」にあり

 この回は当初の構想にはなかったのだけれど、ブレストでやたら盛り上がったので30代向きのメディアに載せるにはいいかなーと思って書きました。
 …が、突っ込みどころだらけだなぁ。『ジャンプ』でだって『きまぐれオレンジロード』連載してたわけだし。
 それに、当たり前だけど『サンデー』を読んでいた人間が皆乙女男子化するわけじゃない。そういうコードが他のより多いよね、というのに過ぎない。
 あと、首都圏だとTVで『おぼっちゃまくん』の前番組が『きんぎょ注意報!』だったことで少女マンガの世界に踏み入れる人もいそうではあるけれど、そこまで触れ切れなかった。

 まぁ、乙女男子の源流を探れば、一番大きいのは家庭環境に行き着くのは間違いないところなのではないかなぁ。これもいずれは考察しみたいところではあるのだけど。
 私の場合、小さい頃から本にはお金を出し惜しみしない家庭に育っている。『はらぺこあおむし』『ちいさいおうち』とか絵本にはこと欠かなかった。
 また、都合のいいことに私には妹がいるので、居間に転がっていた『ときめきトゥナイト』『ハンサムな彼女』を大したコストを払うことなく読むことも出来た。
 コンテンツから離れたところでいえば、小学生の頃からお米とぎ係で、お弁当やお菓子作りの手伝いをしたりしていた。
 そういった中で、Parsleyは乙女男子成分を着々と身につけていた、というわけですね。

 そんなわけで、今回は若干飛ばした部分もあるけれど、30歳前後の乙女男子にとって、マンガというコンテンツがどういう影響を与えたかという点に特化した記事になっているよーというお話でした。とにかく隙だらけの記事です。突っ込みは大歓迎です。

既存ネットメディアが直面している“岐路”

 ソフトバンクパプリッシングのメルマガ『ビジスタニュース』から再びお話を頂いて、『既存ネットメディアが直面している“岐路”』という拙文を寄稿させて頂きました。

 ■週刊ビジスタニュース■ ●新しい人と媒体よ眼ざめよ●

 小田嶋隆先生と同じ号というのは、誇らしさ一割、恥ずかしさ九割という感じです。
 しかも小田嶋先生の記事が秋葉原を考察していて、無茶苦茶面白い。その後にお茶を濁す格好ですが、是非とも一読頂けるとうれしいです。

これまでも、これからも、けものみち

 おかげさまで、この『添え物は添え物らしく』も700エントリーを迎えました。3年と7ヶ月。飽きっぽい自分がよくぞそこまで続いたなぁというのが正直な感想。これも購読して頂いていたり、何の因果か検索して辿り着いた皆様がいらっしゃるからこそ。改めて御礼申し上げます。

 思えば、2005年の解散総選挙にのめりこんでみたり(このあたり)、この会に参加させて頂いたのをきっかけにオフに出て行くようになったり、オーマイニュースをウォッチしているうちに編集部に押しかけることになったり(このあたり)、そんなこんながありつつ、『メディア・イノベーションの衝撃』という本でコラムを書くお話を頂くところまでになった。Parsleyにとっては、よく徳力基彦氏がおっしゃる「ブログをはじめることで、人生が変わる」ということを、強烈に自覚していたりします。

 それで。『メディア・イノベーションの衝撃』の特設サイトのプロフィール欄を見れば分かる通り、このタイミングでParsleyは本名を出した。その時点で、おおっぴらに匿名ブロガーとは言えなくなってしまったのだけれど。未だに「Parsley」と呼ばれることが多いParsleyとしてはParsleyという名前の方が断然「重い」。
 まぁ、特に人に誇る学歴も、職歴も、資格も持ち合わせていない身としては、実名でも筆名でも大して違いはなかったりする。

 実名論者のひとは、結局のところ相手の名前が知りたいわけではなく、「素性」「経歴」を明らかにして自分との差異化競争で勝利をするために「名乗る」という行為を求めるし、逆の立場の方もそういった意図が見えているから土俵に乗ろうとしない。
 にもかかわらずですよ。私の場合、本当にこの泡沫でしかないブログしか担保になるものがないのですよ。
 そして、修士やらMBAを取得しようとか、「経歴」を埋める予定は今のところない。

 このように、自分の選択は我ながら「けものみち」だなぁと思わざるを得ないけれど、これまで進んできた道も、決して完全舗装の高速道路なんかではなかった。きっとなんとか切り開いていけると、結構楽観的に考えていたりします。

 最後に。このブログをはじめる直接のきっかけを作ってくれたシイタケちゃんにあたらためて。ありがとう。

タイムカプセルを開けてしまった。

 実家に帰ってきて、ふと気まぐれにダンボールを開けてみると、鉄分が一番過多だった小学校六年頃の写真がわんさか出てきた。お小遣いを貯めてCANON・AE-1を買ってはしゃいでどこに行くにも持っていていたなー。
 それで、その中に高圧鉄塔を写したショットが何枚か紛れていた。左の一枚は比較的保存状態がよかったもの。たぶん実家のベランダから撮ったものですね。
 しかし、ここでも時代を先取りしすぎていたんだな、自分(笑)。

 当時のことを振り返ってみれば、鉄道・乗り物系を含めて、工場とか鉄塔とかは「いつか壊れるもの」という刷り込みが、どこかにあったような気がする。ローカル線はどんどん廃線になっていたし、特撮ものではコンビナートは炎上しまくりだったし、刑事ドラマでは常に銃撃戦が展開されていった。それどころか『西部警察』では廃工場の煙突が倒されていたりしてたし。
 「工場萌え」系のひとたちはどうだか分からないけれど、個人的には「破壊」とか「朽ちる」とか、そういう感覚が、年端もいかない頃からインプットされていたからこそ、今見てもドキドキしたりするんだと思ってみたりした。

 ちなみに、写真の鉄塔はJRの変電所へのもので、確認したところ、健在でございました。

第2回オフラインnewsingに紛れてみた

 ほとんどユーレイ部員に近いnewsingerのParsleyではありますが、去る5月16日に『第2回オフラインnewsing「なぜ日本のニュースサイトはつまらないのか?」』に紛れ込んでみました。

 既に、newsingスタッフblogに動画がUPされているし(参照)、『チミンモラスイ?』様がいつものようにレポートをエントリーにしていらっしゃるし(参照)、『世界を巡るFool on the web』様がオンライン中継のまとめを仔細にまとめていらっしゃる(参照)ので、詳しい内容を知りたい方はそちらをご覧頂くとして。

 個人的には、「面白いニュースサイト」の定義が「双方向」というキーに持っていきたいことが明白で(実際にそういったファシリテーリングだった)、アジェンダの設定には取り立てて興味はなかったというのが正直なところ。
 それでも、アメーバニュース編集責任者の中川淳一郎氏とライブドアメディア事業部長の田端信太郎氏の”ひととなり”を垣間見る数少ないチャンス。そして、どうしてもお伺いしてみたい質問を暖めていたのでした。

 なので、その質問部分だけは以下に書き留めておきます。

Parsley:既存メディアでも謝罪しないとか、モラルハザードの部分があると思うのですけれど、皆様方が「ここはモラルから外れているだろ」というところをどこに置いているか、お聞かせて頂ければと思います。
上原仁氏:ユーザーさんへの対する裏切りが、ニュースサイト・ウェブサービスとしての側面ではそうなんですけれど、記事ならば、人を騙すつもりでニュースを上げたり、コメントを入れたりすることがモラルハザードだと思う。
そうじゃなくて、そのユーザーさんが本気で信じて共有しようという情報ならば、逆にどんなものであってもモラルの範囲内。このあたりが、これまでのメディアと違っているのではと思います。

中川氏:PVのためだけに誰かを傷つけること。これまではやっちゃっているところがあるんで、本当にすいません。これからは変えていきます。
田端氏:ニュースサイトとしてPVという誘惑は常にある。人を傷つけるまではいかないまでも、見出しを大げさにつけたりすることもある。それでもユーザーさんにはすぐにバレちゃったりする。昔の新聞のテレビ欄や東スポ状態になっても仕方がないので、常に過激に書く誘惑はありながらもユーザーさんをがっかりさせるようなことがないように。それでも興味をもってもらってナンボなので、そこは常にせめぎあい。
最近困ったのは硫化水素の問題。記事に載るのはどうなのかとか、作り方を紹介しているブログにリンクするのはどうかというと、とても難しい。絶対に言論統制的なことはやりたくないし、本人にも第三者もに迷惑がかかるようなこともある。大きな話も小さな話もあります。

Parsley:PJニュースで昨年サンダーバードの婦女暴行事件について、かなり過激な意見を発していた方がいらっしゃいましたが、モラルに反してないのか議論があると思うのです。そういった責任の所在は何処にあるのでしょうか。
田端氏:Livedoorとしては、一義的にはPJに責任があると。難しいのが、その文章自体がどうかと、載せることはどうかというのはまた別の問題。だからといってLivedoorに責任が全くないですというつもりも必ずしもないのですけれど、モラルがあるかどうかも含めて、ユーザーにご判断頂きたい。個人的にも、社内の女性社員の間でも、「ありえない」という意見が大多数でした。

 質問をしつつ「そういえば既存メディアの中のひとたちも沢山いたよな」と気づいて、やっちゃったかな~と思いつつ、にもかかわらずお三方とも正面から答えて下さったことには、ほんとうに感謝します。ありがとうございました。
 あえて、PJニュースのことを質問したのは、昨年「今ここで、小田光康氏に問うてみたいこと」という拙エントリーを記していて宙ぶらりんだったので。一応中のひとの答えを頂けたことは、一歩進んだかなとは感じています。

 しかし。田端氏の「理想のニュースサイトに近づくには」という問いに対するご返答。ごくごく個人的にはツボでございました。

 例えば、毎日新聞さん配信のlivedoor上での記事と、Yahooニュースさんとの記事では変わらないです。で、livedoorに来てもらう必然性をどこに置くかというのはひと手間かけるということ。スーパーで買ってきた惣菜のパックをそのままにして食べるか、皿に乗せてパセリでも添えて食べるかの違いだと思っていて、皿に乗せて添え物になった方がありがたいと思うんですよね。

 パセリパセリ連呼されるたびにどきどきしましたよ(笑)。

”別腹”は女だけだと思うなよ!

 『FRaU』6月号は蒼井優が表紙のスイーツ特集だったので脊髄反射で購入。
 やっぱり、女性ライフ・ファッション誌のこの手の特集がレベルが高いなーというのが、正直な感想になるかなぁ。
 男性ライフ誌のスイーツ特集だと、「こんなことを知っていて気になるあの娘に一目置かれたい」感がどうしてもそこはかとなく漂っていたりするけれど、そういったものは一切なし。包装紙やシーンごとのチョイスにまで気を配る”余裕”がある。だから、よしながふみ女史に「おケーキさまさま」の話を聞きに行ったり、京都の人の「おつかいもの」といった特集も組んだり出来る。
 気になったものを列挙していくと…。

 ・蒼井優もお召し上がりの岡本太郎記念館内にある『a Piece of Cake』のチーズケーキ
 ・『ミラヴァルインパクト』の「ザ・トマト」。これ絶対食べに行ってやる!
 ・『夢のまた夢』の蜜芋プディング
 ・フォションのてんとう虫の乗ったエクレアがカワイイ!
 ・『be』の「ラ ピザ」
 ・『なかたに亭』(大阪)の「クレーム・オ・ショコラ」
 ・『廣榮堂』(岡山)の「KAGUYAHIMEの泉」

 エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ。
 しかし。「こういったオイシイものを食べられるのって女だけの特権よねー」みたいなことを再三書いちゃったりしている。いつまでも”別腹”が女だけのものだと思うなよ!!

 余談ですが。
 『FRaU』世代のキャリアウーマンがカバンの中にどんなお菓子を忍ばせているのかという月並みな特集の中に、サニーサイドアップの中のひとが紛れていて、あららと思っていたら、「走る女は美しい」という自己啓発系企画の次に、中田英寿氏のアフリカのマリに行った旅行記が掲載されていて微笑を禁じえなかった。
 「便利なことがすべて正しいのかな」。どうでしょうね。
 で、その後に来るのが沢木耕太郎御大の香港・上海旅行記。なんという自分探しコンポ。
 そして、さらにページをめくると、「選ぶなら、スイーツカラーのTV!」というソニー<ブラビア>M1シリーズの記事広告で一挙に消費社会に引き戻されるという構成でした。
 いや、だから何だ、というわけではないのだけれど、ちょっと微苦笑を禁じえなかっただけです。はい。

『pen』6/1号は絵本特集

Pen (ペン) 2008年 6/1号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ

 一読して思ったのは、少子化社会の日本においては、「大人」に向けたマーケティングをしていかざるを得ないんだなぁ、ということかな。
 著名人が選ぶ一冊を見ていくと、刊行年数が新しいものが目立つ。彼らが、「子供のことから大切にしている一冊」という風合いじゃないものが多いのが気になった。
 あと、絵本系の美術館を紹介するなら、沼田絵本美術館あたりも押さえようよ。そりゃエリック・カール美術館には行ってみたいけどさ。

 見どころは、巻頭の方で『スキマの国のポルタ』の荒井良二氏が4ページにわたって紹介されていたこと。
 あと、仕掛け絵本を時代ごとの変遷を巡る企画は圧巻だった。『ドラキュラ』のトイシアターブックを絵本にカテゴライズするのは反則っぽいけど。

 そういえば『ニルス』のセルマ・ラーゲルレーヴが生誕150周年だって初めて知った。これを機会にどこかで『ニルスのふしぎな旅』を再放送してくれないものだろうか。子どものころ、母親に毎週見ていた上に本まで買ってくれていたんですよ。押井守氏の源流の一つという意味でも、重要な作品なはずなんだけどなー。

『乙女男子研究所』連載/ねとらじ

 gooニュースの新企画「ボクナリβ」『乙女男子研究所』という連載を持たせて頂くことになりました。

 【乙女男子研究所】第1回・あなたは「乙女男子」を知っているか?!(上)
 【乙女男子研究所】第1回・あなたは「乙女男子」を知っているか?!(下)

 今回はスタートということでイレギュラーですが、毎月第一・第三木曜日に掲載予定となっています。
 自分でいうのもなんですが、そこそこ楽しんで頂けると思います。どうかご愛顧の程を。

 さて。今週の金曜日には、例のグダグダラジオをやるつもりです。
 お題は、「そもそもなんでねとらじやるん?」と「泡沫ブロガーなりの戦い方」にしようかなと考えています。

 【放送予定】
 2008年5月9日(金)
 22:50~23:00 シイタケの「一人サークル仏壇王国」
 23:00~23:30 parsleyの「添え物ラジオ」

 URLは前回と同じ予定でいます。
 http://203.131.199.132:8100/parsleymood.m3u

 『カワサキハウスラジオちゃっと』
 http://www.lingr.com/room/3Zqm6NKS7GR
 
 過去の放送はこちらで。  
 

マッシュアップの世紀

 ゴールデンウィークは都合2日間で終わり、ニコニコ動画もロクに見てまわれないParsleyです。こんばんは。

 そのニコ動なんだけれど。昨年秋に拙エントリーでも紹介した、平沢進「パレード」にNHKスペシャル『映像の世紀』の映像を合わせた動画。じわじわと再生数が増え、マイリストも1000を超えてますね。



 それで、最近このMAD動画に対する、リスペクトたっぷりのMAD動画が登場していた。



 これ、コミケやアキバの喧騒をわざわざモノクロにしていて、行進のタイミングをシンクロさせていたりとにかく芸の細かい。まじめに数年後には本当に資料映像としての価値が出てくるんじゃないのか?
 でも悲しいかな、これマッシュアップMAD動画なのよね。

 ときどき、私たちの世代以降が造るコンテンツで、先達に優る要素があるとすれば、様々な素材をリミックス、あるいはマッシュアップすることぐらいなんじゃないか、と思うことがある。
 音楽ではDJという職業が成り立つようにはなっているものの、ニコ動の職人の方々への評価のものさしは、再生・コメント・マイリストという量的なものに捉われがちだというのが現状だろう。
 まぁ、状況は簡単には覆らないとは思うけれど、こういった”異才”の活躍の場が残されんことを。

 それで、ここ数ヶ月でのベストマッシュアップ動画。



 IKUZOがニコ動で人気だというのは小耳には挟んでいたけれど。これにはおったまげた。時空を超えたコラボ。うん、かっこいい!!