極論。私も貴方も自己顕示を優先させているんですよ。

 「傷ついた」という言葉を発する人たちことを小林よしのりが『ゴーマニズム宣言』でネタにしたのも、既に過去の話になりつつあると思っていたのだけど。

 マジレスすると、傷つきたくなかったならWebの文章なんて読まなきゃいいと思うし、傷つけたくなければ何かを書き散らすのを止めればいいだけの話。
 この「傷つける」を、「責任を取る/取らせる」に置き換えても、ほぼ意味は通るだろう。
 究極の責任の取り方は、最初からものを書かないこと。まったくの受け売りなので、偉そうに言うことではないのですが。

 つまり、私はそういった諸々よりも自己顕示を優先させているのだし、おそらく貴方もそうだと思います。

 オススメタグ[ネタにマジレスカコワルイ]

最近気になっていること② 東京メトロ副都心線

 東京メトロ13号線の路線名称が「副都心線」に決定!!(東京メトロHP)

 東横線沿線在住のparsleyとしては、平成24年にこの路線と直通運転が開始されると新宿・池袋まで一本で行けるというのは便利だなと思うのだけど、やはり「副都心」という言葉に引っかかりを覚える。都庁が移転された時に新宿って「新都心」になったんじゃなかったっけ、というレベルじゃ済まされない何か。gotanda6様もおっしゃっているけど、確かにベイエリア方面に広がる都市計画に対する反作用と読める気がする。(参照

 それにしても。「そもそも35年前に構想された亡霊のような路線」という言葉にはぞくりとした。
 秋庭俊氏の『帝都東京・隠された地下網の秘密』などの著作によれば、東京の地下網は全て戦前に建設が済んでいることになっている。
 彼の主張の真偽はともかく、仮説としては(あるいは妄想としては)大変面白い。というか、『帝都物語』な世界観が「戦前」のファーストインプレッションだった人間からしてみれば、さほど違和感を覚えない(笑)。
 前掲書によれば、副都心線の池袋から雑司が谷あたりまでは、大正時代東京市によって計画された「第六線」のルートと重なるという。ちなみに、副都心線の上を通る明治通りが整備されたのは、昭和2(1927)年のこと。そういえば、新宿をバイパスするルートの整備計画もあった。(Wikipedia参照

 そんなこんなで。地下鉄の駅のコンコースを歩いている時に、そういった事をときたま思い出してはちょっとしたスリルを感じている。どうせなら新線もその文脈の延長線にあった方が、ロマンがあるかもね。

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最近気になっていること① 「のりピー語」

 『死に忘れましたわ』様の1月18日の日記を拝読して。しょこたん語やこりん星語の分析にギザ鋭ス(なんて言葉があるか知らないけれど)と思いつつ、「ネットや少女漫画や先輩アイドルなどからヒントを得て、パッチワークされたもの」のルーツの一つであろう「のりピー語」のことを思い起こした。

 「のりピー語」とは、勿論あの酒井法子が使っていたジャーゴン。
 彼女は、いろいろな意味で現在のアイドルの雛形と言える存在だと思うが、その中でも白眉なのが独自の言語体系を築いたことであろう。たとえそれが、所属事務所からの強制だったとしても、だ。
 このことは、Wikipediaにも簡単な記述があった。

 ニックネームはのりピー。デビュー当時「のりピー語」と呼ばれる言葉を使い、「ヤッピー」「いただきマンモス」「うれピー」などといったフレーズを流行させた。後年、本人がTV番組で語ったところによると「のりピー語は事務所から無理矢理言わされていたもので嫌だった」とのこと。
酒井法子-Wikipedia

 本人の好むと好まざるを関わらず、のりピー語には酒井法子の小宇宙が凝縮されているのと同じように、こりん星語には小倉優子の「物語」が紡がれているし、しょこたん語には中川翔子の「半生」が垣間見える。そう言い切るのは言いすぎだろうか?

のりピーちゃん
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嵐が来る予感(杞憂かも)

 finalvent様の1月24日の日記「はて? どなた様でしょうか?」と、コメント欄を読んでの感想をさらっと。

 『ことのは』様を巡るあれやこれやはそろそろ一年を迎えるが、未だに断続的にブロゴスフィアの表層に浮かんでくる。この件を丹念にウォッチなさっているzonia様のはてブの「ことのはを巡る」タグは1月26日現在で56にも上っている。

 なぜこの件が、ずーっと長く尾を引いているのか。長く引かせる方が当事者にとって何らかのメリットがあるのかもなぁ、と思ってみたりもしているのだけど。本当のところは分からない。

 これは個人的な予感に過ぎないので、さらっと聞き流して頂けるとありがたいのだけど、3月あたりに何かを契機にこの問題が再燃しそうな気がする。
 まぁ、たぶん杞憂だとも思うけど、finalvent様が「この問題は可視な部分と不可視というか隠れた部分の問題があり、そちらのほうが要注意」とおっしゃっていることもあり、ややこしいことにならなきゃいいなと、部外者ながら一抹の不安は感じた次第。

『Tarzan』SEXカウンセリングBOOKを読んでみた

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 『Tarzan』は、出不精&身体動かすの嫌いなparsleyには縁遠い雑誌なのだけど、1月24日発売の号は『SEXカウンセリングBOOK』という特集だったので、ついついコンビニで即買いしてしまった。

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 しかし、いろいろ調べてみて、Amazonが一番安いというオチには驚いた。いままで成城石井で定価で買っていたのだが、Amazonだと一本あたり132円強。すげー。

Yahoo!にオーソライズされないメディアはPV気にしても仕方がない。

 いや、Parsleyが泡沫ブロガーだということは重々承知しておりますけれども。
 拙エントリー「高度な”釣られ芸”は釣りと見分けがつかない。」があまり反応ないのには多少落ち込んだ。
 ただのオーディエンスとしての立場ならよりバリューのある『2ちゃんねる型「正義感」』界隈などで楽しく多事総論してればいいのだろうけど。今回の件で玉石を見分ける必要性のあるネットメディアの職業記者の方々や各市民記者の方々の場合、もっと別の判断基準があってもいいのではと思うわけなのですが。
 いずれにしても、ほのめかしが響かないオンライン(における私の立場)に絶望した!!

 しかし、これだけオーマイニュースに注目しておいて言うのも何なのだけど、Yahooニュースに掲載されていないネットメディアは、一般のごく普通のユーザーにしてみればないも同然だったりもする。
 周知のようにオマニはソフトバンク資本。が、Yahooとしては「市民メディア」がニュースとしてのバリューがないという判断なんだろう。そして、今のところは納得出来る判断だと思う。
 例えば、Yahooで配信されているニッチメディアの中の人たちは、トピックス掲載狙いの記事を書いたりもするようだけど、非配信のニッチメディアは、PV目的の記事を書いても、記者のサイトコミュニティ内のプレゼンスが上がる程度が関の山のような気がする。
 まあ、J-CASTニュースなんかは、ウィキペディアに「同サイトがアクセス数を稼ぐ為にあえて2ちゃんねるを利用しているとの指摘がある」と書かれている(参照)けど、自社事業全体のパブリシティという位置づけらしいから、メディアとしてPV狙いする必要性はあまりなかったりするのだけどね。

 あと、各ニュースサイトのバナー広告は、最近では単体ではなくいくつかのサイトを組み合わせたネットワーク型広告がトレンドになりつつある模様。要はリーチを増やして広告の価値を上げようという企図で、単体ではバリューのないサイトでも束にすればマッチング可能になる、というわけ。
 ちなみに、オマニはバナーのURLで見る限り、ADJUSTネットワークのものみたいですね。

 そんなこんなで、私が何が言いたかったというと、該当サイトのPVアップするのを阻止するためにWeb魚拓を使おう、というのは大した意味を持ちませんよ、ということ(笑)。本来の目的通り、引用先のURLが消える可能性のあるものの保存用に使うが吉。別に止めはしないけれど。
 しかし、魚拓が消されることがあるとは今回の件(拙エントリー参照)があるまでまったく知らなかった。
 削除されたキャッシュはこちら
 多少の私怨込みだけど(笑)、ちょっと運営会社に興味が沸いてきたのは確かだったりします。

「V系」お勉強の最中です

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 今日は前々から代休を取っていたのだけれど、それにあわせるように体調を崩して、吸入&点滴を処方される羽目に。観に行きたい映画を消化するチャンスだったのに!!

 家で大人しくしていたので、もろもろがあってスローリーディングもいいところなのだけど、拙エントリーのコメント欄にてid:matuoka様に教えて頂いた二冊をやっとのことで読み込んでいる最中。

 『ヴィジュアル系の時代』は、小泉恭子女史による第五章「異性を装う少女たち」が特に興味深かった。どこが興味深かったのかは、いつか仔細をまとめなきゃ。

 『私が~』の方は、大槻ケンヂのインタビューにゲラゲラ笑い、YOSHIKIのインタビューにすげーひとが日本のミュージックシーンにもいたんだと改めて驚愕し、SUGIZOのインタビューに若干の切なさを覚えた。

 本筋とは関係ないのだけれど、オーケンと市川哲史氏の以下のやりとりには痺れた。

大槻 元追っかけの子に聞いたことがあるんだけど、V系やめてからプロレスの追っかけになって。でもプロレスも衰退しちゃたでしょ? 今それで何しているかっていうと-ただ、旅をしているんだって(失笑)。
市川 どはははは。
大槻 だからね、旅がしたかったんだよ(失笑)。ここではないどこかへ行きたかっただけみたいよ。
市川 その旅の行く先々に、XやLUNA SEAや君や橋本真也がいただけなのね。
大槻 そう(失笑)。人は旅立ちたいだけなのよ、今ではないいつかに向かって。
市川 うーん、全ての煩悩と雑念が落ちたような気がしてきたな。「V系とは、人が無に帰すための一里塚である」と。
大槻 だから、彼氏がいればいいんじゃない? って凄いオチが(苦笑)。
市川 くくくく。私生活が充実していれば、ロックなんて必要ないからね。
大槻 そう(醒笑)。華のある彼氏がいれば、それで満足
市川 最近は女子の性の初体験年齢が、中学生にまで下がってきているらしいしさ。いよいよ代償行為としてのロックの居場所が失われつつある、V系に限らず。CDセールスの激減の原因は、ケータイだけじゃないと思うね。
(P61-62より引用)

 そんなこんなで。次は『私も「ヴィジュアル系」だった頃』、そして『テクノゴシック』へと逍遙していく予定。まだまだ先は長そうだ…。

高度な"釣られ芸"は釣りと見分けがつかない。

 巷で話題のオーマイニュース鳥越俊太郎編集長辞める辞めない問題。
 1月11日、JANJAN『鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース』が掲載されたのを受けて、オマニの否定記事が当日にUP。12日には鳥越氏自身の否定記事が掲載(参照)。
 そして、1月14日に、JANJAN増田美智子記者による『鳥越俊太郎さん、しっかりしてください』で「電話でのやりとり」が公開された。

 鳥越氏を巡っては、9月にITmadiaの岡田有花記者との間で「言った言わない」で若干モメた。(参照
 あ、オマニ平野編集次長の記事でぽろっと蒸し返してしまったから過去形にするのはアレか。どうもこの件は、「大人の決着」をした担当者が退社してしまったため、係争事項に再浮上したということもあるようだ。
 閑話休題。とにかく、多少はアンテナのある方だったなら、その時のやりとりをご存知だと思われるから、岡田記者が取った「テープおこし公開」という対抗手段と同種の行動を用意していたと考えても不思議ではないだろう。しかも、記事タイトルに鳥越氏本人の名前とメッセージを入れるというのは、佐々木俊尚氏が平野氏に対して取った手法と同じだし!!(BigBang様の記事を参照)

 それで、増田記者の情報元は寺澤有という方の模様。

 鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(1)『JANJAN』が鳥越俊太郎・『オーマイニュース』編集長辞任を前打ち

  2006年12月時点で、筆者は以下のような情報を得ていた。

 (1)2007年1月13日付で鳥越氏が『オーマイニュース』編集長を辞めること。

 (2)表向きは、鳥越氏の病気(ガン)が原因の辞任だが、実際は、同氏の手腕が疑問視されての事実上の解任であること。

 (3)後任編集長選びは元木昌彦・元『週刊現代』編集長(61歳)を中心に進められているが、久田将義・『選択』次長ら30代、40代の若手の起用を求める声も強いこと。

 もっとも、呉連鎬(オ・ヨンホ)・『オーマイニュース』最高経営責任者らが後任編集長選びでマスコミ関係者の間を動き回っていたことから、とりたてて筆者が早耳だったわけではない。

 今回の場合、係争点は辞任のタイミングが「1月13日」というところだろう。もうこの日付が過ぎてしまっている以上、9月のITmadiaと同様の「言った言わない」の不毛な論争をするしかないのだが、前回に比べてよりクリティカルなのは、内容がオマニの主要人事を扱っているということ。果たして「大人の決着」で済ますことは出来るのだろうか??
 JANJAN側が若干不利なのは、人事を握っているオ・ヨンホ代表への取材を欠いているところか。

 個人的には、今回の騒動は鳥越氏も含めて皆がオ代表に「釣られたんじゃね?」というふうに疑っている。
 オ代表に近い消息筋にお話を伺う機会があったが、代表自身は今回の報道を「誤報」としているとのことだった。ただし、寺澤氏の情報にあるように、オ代表の意向を受けた人が後任探しに奔走していたこと、元木昌彦氏の名前を挙げてあちこちに聞いてまわっていたことは事実のようだ。何というか、週刊誌レベルの記者なら「スクープ」にしてもおかしくはないというか、日韓の文化の違いが生んだ齟齬というか…。

 ブログ界隈に限った話では、『切込隊長ブログ』「鳥越俊太郎さん、お疲れ様でした」というエントリーがJANJANの記事の前に掲載されていたことにより、JANJANの記事が「確からしい情報」として捉えられた面が間違いなくあると思う。1月11日の段階で、「釣り」の鬼才である切込隊長が実は釣られています、と喝破出来るひとはほとんどいなかっただろうし。ファクトっぽい情報が掲載されていると、それに釣られずに済むのは容易ではない。

 そんなわけで、個人的には今回の事件のWeb上での記事のほとんどが「釣られ」記事だったという結論に達した。Parsleyお得意の後だしじゃんけんな感想で申し訳ないのだけど、高度な”釣られ芸”は釣りと見分けがつかない、と思った次第。

“高度な"釣られ芸"は釣りと見分けがつかない。” の続きを読む

知的生産者がWebに流す自説は"政治"である。

 ということを、『シナトラ千代子』様の「藤原正彦の脳内ヒストリーによると1980年代にはいじめ自殺はほとんどなかったらしい」を拝読して思った。
 というか、大学の先生や弁護士先生が開設しているblogのエントリーを見る度に、そんなふうに読んでしまうことが多くなった。「自説がマジョリティの総意になるためには枝葉末節に拘ってらんねーよ」という叫びが聞こえるというか(笑)。

 そういえば、『バックラッシュ!』では、宮台真司先生が確信犯な感じでアジェンダの設定と”政治的”ともいえる発言をされていたように記憶している。あれを読んではじめて、彼をはじめとする知的生産者は、講演にしろ紙媒体にしろWeb上にしろ、言説の物量作戦を展開しなければならないのだと、やっと理解出来た。

 特にWeb上で何らかの自説を開帳している方は、そういったことに自明的といえるだろう。”真理追究型”というよりも、自説の敵を探して回るような方が目立つ理由は、意外にもそんなところにあるのかもしれない。