だって佐藤兄弟を見てごらんよ。

 『間宮兄弟』じゃないです。佐藤兄弟です。

 ご存知のない方に説明申し上げると、佐藤兄弟とは、ElDoradoやみちのくプロレスに参戦している双子のプロレスラー(プロフィールはこちらこちら)。先日、東北タッグ王座に輝いた。
 彼らは、もともと登竜門Xの選手で、「セーラーボーイズ」というユニットの若手に過ぎなかったのだが、去年突如グレートサスケに盾突き、「ストーンド」というルード軍団を作って現在に至る。
 で。リング上の彼らは正直どうでもよくて。マイクアピールの秀逸さもさることながら、公式ブログの意味不明さが、心を捉えて離さない。

 兄の秀の方は、「カルト教団」というフレーズがお気に入りのようで、ファンを罵倒するのにも使っていたりするのだが、最新エントリー『宗教法人を作ろう』で確信したよ。彼はガチだね。
 彼の記事では、ガンジーがプロレスデビューするという話を書いた(何書いているのか意味が分からない)『脳内プロレス』も必読だろう。

 弟の恵はサイケデリックなストーリーを書いて悦に入っているし(参照)。何なんだ。すげーパンキッシュでアンダーグラウンドなこの存在感は。
 
 そんなわけで、佐藤兄弟の「発言」には熱く注目してます。試合は全然興味ないけど。

涼宮ハルヒのスタイルの憂鬱

 金曜日深夜に「You Tube 4dj」に行くにあたっての予習のつもりもあって(参照)、初めて『涼宮ハルヒの憂鬱』を体験した。観賞したのは、OP/EDと、12話(このあたり)。あと、『ハレ晴レユカイ』に合わせて踊っているこれとかこれとかこれとか。確かに、みんな楽しそう。
 ちなみに、イベントではこのエンディングをガンプラで再現(!)した動画が流されました。

 さて。『ハルヒ』のDVDが初回で48000本出荷する大ヒット(参照)に至る仕掛けについてはそれほど興味は覚えない。
 結局のところ、このテの物語は、設定とディテールをばら撒く量とタイミングを的確に設定できるかが勝負の分かれ目。さらに設定と設定との間のミッシングリングでファン層を刺激する形になればサイコー。そういった構図は目新しいものではないのではないか。

 個人的には、涼宮ハルヒのスタイルが、あまりにオールドファッションなのが気になっている。
 才色兼備・容姿端麗にもかかわらず変人、そして周囲を巻き込まずにいられない行動力。で、ミディアムなストレートヘアに、セーラー服。
 あぁ、『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』シリーズの山本洋子が、一番キャラ近いな。
 ……なんだかまるで、時間が止まっているみたい。

“涼宮ハルヒのスタイルの憂鬱” の続きを読む

adaptation. "YouTube"

 6月23日の深夜、LOFT PLUS ONEのクラブイベント、「You Tube 4dj」に行ってきた。
 集まったのは約40人くらい? 半数は、ブッキングプロデューサーの酒井一圭氏も参加するマッスル坂井主催『マッスル』のファン層? 意外に女性の来場者が多かった。関係ないけれど、B1Fのトイレが故障したのか、たまに黒服のにーちゃんに先導されたキャバ嬢風のおねーちゃんが会場を横切っていくのがシュールで歌舞伎町っぽかった。

 さて、個人的にはあまりYouTube漁りをしていない、あるいはしている暇がないので、もの好きの暇人…もとい、アンテナの高い方々がどんな映像をチェックしているのか、というところに興味を持っていた。
 ただ。あそこに転がっている映像は、UPしたひとと映っているひとにしか意味を成さないものがほとんどのような気がしている。いわばジャンクパーツみたいなものを組み合わせて、どうRemixしていくのか、というところにクリエーティビティがあるようには思える。

 

“adaptation. "YouTube"” の続きを読む

ホットヨガ体験にあたっての彼是

 ①「ホットヨガ」という言葉のhot具合

 ホットヨガ – Google 検索
 
 ちなみに、現時点でWikipediaでは「ヨーガ」に記載があるのみだった。はてなでもキーワード化されていない。検索結果はこんな感じ

 ②そもそも「ホットヨガ」って?

 「YOGA ROOM」より引用してみる。(参照

 最近、素晴らしいデトックス効果により注目されている、ホットヨガ。
 ビクラムチョードリー師が考案したヨガがベースで、室温40度、湿度55%の環境の中で、26の決められたポーズを行うスタイルです。最大の特徴は、レッスン中に流れる大量の汗=排泄=デトックス(解毒)。
 発汗によって身体の基代謝が高まり、ダイエット効果がアップします。また、体温上昇が早いので、通常よりも身体を柔らかく動かすことができ、初心者でもポーズが取りやすくなります。

 ③ビクラムチョードリー師って誰?

 「ヨガ・ホットヨガスタジオ ビクラムヨガ」より引用してみる。


 Bikram Choudhury/ビクラム・チョードリー
 1946年インド・カルカッタ生まれ
 3歳でヨガを始め、1970年2月、日本にヨガスタジオをオープン。
 そこで室温を熱くするという全く新しいスタイルを思い付き、世に送りだした。
 その後、米国ビバリーヒルズにもスタジオをオープン。ハリウッド女優達に支持され、世界中にヨガ・ブームを巻き起こした張本人でもある。

“ホットヨガ体験にあたっての彼是” の続きを読む

意味の剥奪と意味づけ

 先日の日曜日、ふらりと東京現代美術館で『MOTコレクション カルティエ展』を見てきた。
 全然知らなかったのだけれど、石原都知事がレセプションで出品作を「ガラクタ」やら「無」やら発言したことが物議を醸しているらしいじゃないですか。しんぶん赤旗の4/28の記事を読んでちょっと笑ってしまった。そりゃあ、彼ならそう言うでしょ。呼ぶほうが悪いよ(苦笑)。
 私は、おもちゃ箱をひっくり返したような、今回の作品群をガラクタだとは思わない。けれど、「現代美術」というカテゴリーに、天井というか限界点は見えるな、とは感じた。
 要は、万人が理解するだけの「意味」を、剥奪するにしても再定義するにしても提示することが出来ていないのではないかな、ということなのだけど。
 澁澤龍彦が指摘したように、ミロは想像力にありったけのニュアンスを注ぎ込み、マグリットは表現された物体から意味を剥奪する。彼らの後進たちは、その「加減」に苦しんでいるようにも見えないでもない。

“意味の剥奪と意味づけ” の続きを読む

汐留天動説(?)のあれやこれや

 こんにちは。最近気圧が下がって活力低下中(でも喘息治まり気味なのはよいかも♪)なparsleyです。相変わらず公私とも取り散らかしておりまして、こちらにまで影響が及んでおりますが、何とか生きてはおります。
 今回も、薄~い内容です。ご容赦。

 土曜日にたまたま新橋に行く機会があった。実はparsleyがリスペクトしてやまないブロガーお二方とご一緒させて頂いていたのだが、昭和通りの交差点を待っている間、電通本社を仰ぎ見て、こんな会話をされていた。

「僕たちの生きている間は、(電通の)牙城は崩れないだろうな」
「それはそうでしょ」

 私は、あまり電気が付いている部屋が見えないので休日出勤するひとは少ないのかな、とか考えていた。「エコ」を気にしているのか。Lohasなライフスタイルを実践しているのか。
 ま、そんなルサンチマンっぽい見立てはどうでもいいけれど、自分の世代の前後って、汐留のあのビルに対して、いろいろ思うところがあるのは共通なのかもしれないな。ちょうど『ターゲットメディア主義-雑誌礼讃-』を読み進めて、電通マン(著者の吉良俊彦氏は04年まで在籍)の雑誌に対するロジックにうへぇと感じていたばっかりだったので、なおさら理屈と感性との衝突を実感はしやすかったのかもしれない。

 それで、月曜日に『天漢日乗』様の「W杯 クロアチア対日本 0-0 日本苦戦の戦犯は電通か?」や、technobahnの電通株が反落したという記事を目にして、うひゃっとかしてみちゃったりした次第。

 まぁ、中のひとたちは、ギゾーの「金持ちになれ、有権者になれるぞ」じゃないけれど、勉強すれば電通マンになれるじゃん、と考えているような気がしないでもない。

“汐留天動説(?)のあれやこれや” の続きを読む

「ネット3.0」は一人歩きできる?

 森祐治氏の『情報経済を読み解く』の最新エントリー「リアルにまた一歩近づくグーグル」に、「ネット3.0」なる言葉が出てきた。私の知る限りだけど、明確な意図を持った(揶揄の意味ではない)「3.0」は、これが初出。

 というのも、ウェブではなく、ネット3.0(「2.0」はウェブに譲ろう)と言ってもいい世界が、僕らの身近なところに広がっている。ちょっと前のファッド(流行語)で言えば「ユビキタス」という視点だ。そう、それはネットとリアルとの接点であり、直接にはウェブを介さなくともいい世界が実は僕らの生活時間においては依然として圧倒的な広がりを持っているのだ。

 (中略)

 ネットではなく、リアルとの接点こそが競争優位のきっかけを提供してくれる可能性が大きい。


 私は、この視点に反論するだけの知恵は持ち合わせていない。
 けれど、「Web2.0」が、言葉だけ一人歩きしたために、別にあてがう言葉が必要になったに過ぎないのでは、という印象は受けた。一人歩きするだけでも大したものだとは思うけど。「ネット3.0」も同じ道を辿るか、泡と消える運命なのか。注意してはいきたい。
 それにしても。グーグル先生がevilかevilじゃないか界隈もそうだけど、描くセカイがまるでポスターカラー使ったかのような鮮やかさ。parsleyの見ている、滲んだ風景とは、随分違う。

「e託販売サービス」開始についてのメモ書き

 6月12日よりAmazon Japanが「e託販売サービス」を開始した。昨年の秋くらいに版元と直取引することについて拙blogでも取り上げた(参照)ので、「遂にこの日がやってきたか」という感じ。

 正直、これで出版流通がガラリと一変するようなことにはならない。大手版元が取次抜きでやってくには今のところリスクがあるし、ITmediaニュースを読む限り、「突然売れ始める商品への対応など、卸業者の役割は必要」とAmazon側も明言している。なので、あくまでロングテールの裾野を際限なく広げたいというところなんだろう。
 今回の件で、一番打撃を受けるのは、自費出版業界なんじゃないかな、と思うけれど、あくまで印象に過ぎない。中小の版元・メーカーが巨像の影で蠢動するくらいかも。現状、同人誌レベルでISBNコードを取得するのは、お金がかかるし(参照)。
 そういえば、2007年1月からは、ISBNは13桁の国際規格の運用が開始されるのだけど(参照)、これに伴う国際分担金の支払いが各出版社に小額だけど上乗せされる模様(参照)。とにかく、いろいろ面倒だ。

 で、Amazonが今後ISBN/JANなしの商品まで「e託」でケアできるようになったとすれば、ASINコードのほうが、より幅広い商品をケアすることになっちゃうなぁ、とふと思った。コード体系の根幹部に切り込むつもりはさすがにないだろうけれど、切り込む力があることは充分認識はしているだろう。

 以上、取り急ぎ。

「断層」はフツーにある

 ここのところ、テキトーな思いつきばかりで申し訳ないのだけれども。『ことのは』様(と『GripBlog』様)界隈に関する、痙攣のように沸いてくるエントリーをウォッチし続けて、「断層」がそこらじゅうにあることと、それに付随して気付いたことをチラシの裏代わりに。
 
 というのも、上記の件と、下記の[揉め事]は構成員あまりかぶっていないけれど、ブックマークの「規模」からいえば同じくらいのサイズなのかな、と漠然と思ったから。

 はてなブックマーク heartbreaking.:ガタガタ抜かしてんのはどっちだ!
 はてなブックマーク [B面]犬にかぶらせろ!乃風 – ブクマでけんかしてます…
 はてなブックマーク Re: Person I don’t know – 栗先生というアルファブロガーにブクマされる悲劇

“「断層」はフツーにある” の続きを読む