絶望したって、どうってことないじゃない

 去年最後のエントリーでPIZZICATO FIVEを取り上げた。今年は野宮真貴の『PARTY PEOPLE』を聴いて一年を〆ようかと思う。

PARTY PEOPLE PARTY PEOPLE
野宮真貴 m-flo Dimitri from Paris

エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2005-10-12
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フォロアーがいれば、無問題。

 『小鳥ピヨピヨ』様のこちらの記事をふんふんと面白く昨日読ませてもらった。あーこれは絡もうと思って朝起きたら、タイトルが変更されていた!
 個人的には、その表現に反応すること自体、あなた方がDISっていることとほぼ同様の効果及ぼしているんだけど、そーいうことには無自覚ですかそうですか、と思う。けれど、お前が言うな言われそうなので、小声に留めておく。
 いずれにしても、一度Web上に出てしまったものの骨格の部分を改変するのって並大抵じゃないなぁという感想を抱いた。結局言葉狩りしても、tbなりコメントなり、はてブなりに残ってしまうし。

 ま、表現云々のことはどうだっていい。
 livedoorのインスパイア精神に関しての指摘に、コンテンツ産業の窓際にいるものとして考え込まされることが多かった。というか、「ウチの会社もどっちかっていうとそっち体質じゃね?」と思った(笑)。
 

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書籍化エモーションのいまとこれから

 ヤンは自分の操作卓の上に肩身せまそうに載っている書類を手に取った。紙の書類だ。これが古代中国人の手で発明されてから四〇〇〇年近く経過しているが、人類は文字を記述するのにこれ以上のものをついに発明できなかった。
~田中芳樹 『銀河英雄伝説 黎明篇』より~

 なりゆきでこの仕事についたことをこれっぽちも後悔なんかしていないparsleyではあるが、いくつかのことを知ってしまったことに対して、ヨゴサレタ感を覚えてはいる。
 その一つが、「ある種のひとたちはいとも簡単に本を出してしまえる」ということ。
 私にとって、書いたものが本になるということはとてもたいへんなことだったし、多くの方々はそう信じているんじゃないかなぁと思う。少なくない数のブロガーが書籍化に憧れを抱いているから、yaplogの出版コンテストのような企画や、はてなダイアリーブックのような製本サービスが成り立つわけだ。

 実際、書いたものを紙に残す意味が失われることは絶対にない。
 Web上では、キャッシュが残ってずーっと記憶はしてくれるのだろうけれど、多くのエントリーは新しい記事が絶えず生み出されている流れに押されて過去へ過去へと追いやられて、サーバーの奥で眠る運命にある。
 それに、finalvent様が「極東ブログ、二年」で記されていたように、有料サービスを利用されたものは、そのひとが亡くなられたなら、ひっそりと姿を消すことになる。
 だからこそ、彼ほどのひとでもブログを製本して本棚に並べてみて、「ちょっと泣けた」のだろう。
 
 失われるかもしれないもの。書籍(紙媒体)化=カネになるという図式が、ブログをまるまる本にするというエモーションの重大なファクターであることは間違いない。眞鍋本しょこたん本はどれだけ売れるのやら。

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イメージDVD市場の未来はどっちだ?

 アイドルイメージDVD市場の2005年総括と来年の市場予測・展望に対するアンケートが某誌より送られてきてだいぶ経った。〆切りまで日があると思って後回しにしているウチに近々になってしまった。それで、いい加減やらないとなぁと条項を埋めているのだが…。
 自社分の2005年の傾向やら反省やらはともかく…。来年の予測? 貴社の展望? そんなものは、むしろ私が教えて欲しいよ、と思う。

 今年『電車男』の活躍に加えて、つくばエクスプレスの開通、ヨドバシカメラの進出などなどで、物心両面で充実していた秋葉原だが、その中のコンテンツでも、イメージDVDはあまり注目を浴びなかった。というか、アニメやゲームと同様の「オタク文化」として認められなかった、というのが正確なところだろう。
 そういう対世間の認知(というとプロレスチックだな)と裏腹に、この市場は秋葉原界隈の評価と売上げで、成否のほとんどが決まってしまう。出数の二割近くをイベントを開催した会場で捌いたというタイトルもフツーにあるし。確実な数字が見えるため、メーカーも先を争って、家電店のフロアを押さえに走る。そうして、ますます秋葉原へと閉塞していく。この状況は、変化のしようがないだろうなぁと思う。
 
 で、まぁ販売サイドの誰もが分かっていることなのだが、とにかく供給過多。例えば12月には、着エロ・チャイドルなども合わせると200を超える作品がリリースされている。
 メーカーとしては、キラーなタイトルを引き当てるために数を打たなければならないというところがあるのだけれど、ニッチもニッチな業界なので、本当に売れるタイトルは月に二本か三本あればいい方だ。
 で、ファンの興味が分散し、ヒットの予測が出来ず、店舗側での仕入れの選定が困難になり、結果として本当に売れるかもしれない作品が店頭に並ばず、購買層も拡大しないという悪循環に陥っている。

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ゴシップ好きなら本屋にお金落としてあげてよ

 年末進行なんてものがこの世からなくなればいいのに、と思うナチュラル・ボーン・現代人な自分がちょっと嫌いなparsleyです。こんばんは。
 前回からかなり間隔が開いたのは、それが一番の理由なのだが、オンラインを逍遥してみても心躍らないというか、ダウナー気味になるというか。発言意欲が下がっている。
 何より、こちら様が相変わらず大人気なことにorz感を覚えてしまう。

 まずは、このお方が2005年にどんな人気エントリーを残されたのか、足跡と、その反応を遡ってみよう。

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言葉の交錯が芸(=blog)になる!?

 16日の『Japan Blogger Conference 』の懇親会で、渡辺聡様と少しお話をさせて頂いた。その際、私は生意気にも「ネガティブな心象をどう消化しているのか」なんて質問をしてしまった。
 それに対して、『そういうのは(表に出さず)メッセで。○○の件とかも、「どうよー」と言って「だよねー」と(笑)』というようなお答えを頂いた、ような気がする。微妙に舞い上がっていたので、記憶があいまいかも…。

 そういうふうに、ダークサイドを昇華して、表には前向きな議論なり思考活動の成果を出すなりすることは、異論も何もなく、普通に素晴らしい。
 のだけど、「どうよー」「だよねー」と言い合っているところをオモテにするだけで面白いのに、と思ってしまったのだ。彼の立場では、なかなかままならないのは分かるのだけど。

 こんなことを書くのは、私が某所で『好むと好まざるとにかかわらず』様と『ガ島通信』様の丁丁発止のやりとりを目撃する幸運に預かったから。一定以上のポジションのひとは言葉が交わるだけで、エンタとして充分見るに値するのだなぁ、とマジで感動したのですよ。
 で、現在その最先端を行っているのが、『熊x栗x淳也のないしょ話』様だろう。
 catfrog様も仰っているが、「コミュニティのためのコミュニティ」ならマルチユーザーブログは最適だし、閉じたコミュニティを外に見せる目的で、メンバーがおはようおやすみ言い合うキモイblogを開いておく価値はあると思う。
 そんなわけで、私もgooの「みんなで選ぶベストブログ2005」で『ないしょ話』へ清き一票を投じました。

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もう、刊行物大杉

 先週、パチンコ誌やアダルト誌、コミックなどを数多く出していた平和出版の事業停止が明らかになった。以下、『新文化』から引用。

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 【続報】平和出版、事業停止

 更新日:2005年12月13日

 12月13日午後1時半、債権者説明会を神田駿河台の本社で開き、井上洋二会長の不在のまま、藤原賢治社長や弁護士が任意整理していく意向を説明した。

 藤原社長は事業継続が困難になった理由について、「これまで全雑誌の平均返品率が42~43%で利益はトントンだったが、今年に入って49%に増加し、かつ広告収入の減少などもあり、急激に経営状況は悪化したため」と説明。

 11月末までの負債は社員の退職金・印刷費・原稿料・編集外注費などで約5億8000万円、銀行借入など約5億円の合計10億8000万円に上る一方、資産は取次会社への売掛金残高が5億3900万円、広告収入の回収可能金3228万円などあるが、「市中在庫の返品を差し引いた資産合計は3億円くらい」と報告した。

 自社物件の売却については購入時の借入金が3億5000万円、購入額が3億1000万円で、売却額は1億6000万円と帳簿上2億の売却損となっている。

 さらに、編集プロダクションなどの債権者は連載作品などが途中でストップして今後の収入が見込めないことから、「他誌に掲載しても構わないか」「作品の既得権はどちらにあるかはっきりさせてほしい」と詰め寄るシーンもあった。

 同日は結局話し合いはつかず、「今年11月以降の取引先への負債も含めた全債務を洗い出し、早急に債権届出書を発送する」と藤原社長が約束。来年1月下旬にもう一度説明会を開催することを確認して、終了した。
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乙女男子は残酷です。

 『ARTIFACT@ハテナ系』様が「リフレ派の男性は乙女心を持っている」というエントリーを上げていて、正直「ハア?」と思った。
 紹介されている『もじれの日々』様のこのエントリーを読み進めてみて、文中に「乙女男子」という単語は一度も出てこない。
 まぁ、「韓流」や「ナウシカ」に魅かれることを「心優しい」「乙女心」とカテゴライズしてしまうのは、申し訳ないけどこれ以上ないくらい浅いよね、とは思う。
 というか、アニメ・マンガを見るのはただのもの好きかマニアかオタクかは分からないけれど、それと日銀の金融政策に物申すものに繋がりなんてまったくない。現政権支持派にだってオタが少なくないのは、運スレ「ローゼンメイデン」という語句を検索してみれば分かることでしょ(笑)。ま、麻生外相絡みのレスだろうけれど。

 だいたい、少女マンガ好きと「心優しい」「乙女心」の持ち主というのも、まったく相関性ありませんから。
 もしそれがつながって読んでいるのだとすれば、何らかの代償行為の結果として少女マンガを手にしているのだと思う。
 実際の「乙女」なんて、それはそれは残酷なもんですよ。自分の感性に合わないものは「キモイ☆」と一刀両断ですよ。憐憫の情など寸分も持ち合わせておりません。それが現実ってもんです。

 いずれにせよ、上記のような例は、マニアかオタクかコレクターのどれかであって、「乙女男子」の要素は全然ないと思います。乾燥肌が気になる乙女男子の私としては断固認められません!
 …って、先方様は「乙女男子」認定なんてされたくもないでしょうけれど(笑)。

Japan Blogger Conference、雑感、雑想、その他

 肌に突き刺す風が吹きすさぶ12/16夜、『Japan Blogger Conference2005』を聴きに、面倒事放り出して行って参りました。
 私が参加を決めたのは、何より『東京ブロガーカンファレンス』に出させて頂いた延長という意味合いが強かったのだが、同時にこういう場にどんな人たちが集まるのかしら、という興味があったのも事実だ。完璧に野次馬根性ですね(笑)。

 カンファレンスは、第一セッションと第二セッションは、「blogをどうリアルに(ポジティブな方向で)結びつけるの?」ということに力点が置かれていた。冒頭から終わりまで、キレイにまとまっていました、はい。
 というか、この人たちは仮にblogをやらなかったとしても、人生の満足感を得られるところまで到達出来るんじゃないかな、と思った。あくまで印象だけど。
 「成功する、あるいはうまくいく秘訣はポジティブなことを書く」というのが、全体のコンセンサスという雰囲気でもあったのだけれど、これには異論がなきにしもあらず。ネガティブな、籠った瘴気の向かう先というものをどう捉えているのかと訊いてみたい気がしたけれど、場の空気を読んで止めました(笑)。
 第三セッションは、予想通りというか、モデレータの『近江商人-JINBLOG』様が大変そうだった(笑)。とはいえ、お三方とも言いたいこと言ってた感と、聴衆の関心が上手くシンクロしていたような感じ? さすが「書くより話す方が得手」とおっしゃるだけのことはあった。けれど、『好むと好まざるとにかかわらず』様の「ブログ辞めます」宣言で皆笑っている意味一緒なのかなーとか、というかこういうこと言うのずるいですよ、と思ってみたり(笑)。

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所詮はWeb「体験版」レベルです。

 ドリコムRSSがオープンしたので、早速ちょこちょこイジってみるのだけれど、全然使い方が分からない。
 
 CNET-Japanの記事を読むと「好みのブログやニュースを自分専用のニュースサイトのように一覧表示する」ことも出来るようだけれど。……???

 同記事には、コンテンツだけではなく、ユーザー属性に合わせて広告配信する「MicroAd」を採用、ともある。
 …私は技術に疎いWeb体験版レベルの人間だが、Web2.0という言葉がいよいよマーケティング用語になっちまったなぁと思ってしまう。もともとそうだったのかもしれないけれど。客層のターゲットを絞って配信できる、なんてことを言われれば、じゃぶじゃぶお金が余っている会社とか飛びつきそうだもんなぁ。
 私の興味は、そのじゃぶじゃぶ余っている層にアダルト業界も含まれる、というところになるかな。