ハルキを抱えて、部屋の隅で

 突然ですが、『海辺のカフカ』読了記念(え、遅い? 文庫になるの待っていたんです)として、『村上モトクラシ』の第一回調査に答えてみました。

 1.村上作品がきっかけで付き合うことになった人はいますか、友人とかガールフレンドとか?

「残念ながらいない」
 基本的に彼の作品は共感を求めて第三者と繋がっていく性質のものではないと思う。標題にしたように、ひそやかに、一人で、部屋のすみで読んでいくものではないかと。…なんだか暗いな(笑)。

 2.村上さんの作品を読むなら単行本ですか? それとも文庫?

「装丁によっては両方買うけど基本的に文庫で読む」
 最近だと『スプートニクの恋人』と『アフターダーク』は単行本で、『海辺のカフカ』は文庫。 
 『スプートニク』は、装丁の色が好き。話自体も好き。というのも、そこで描かれている(表層的な意味での)世界を擬似体験していたからなのだが、それはまた別の話。とにかく、私parsleyの軌道だけではなく、村上作品の中でも重要な位置を占めていると思う。
 そんなわけで、両方買ったり、片方だけだったり、買わなかったり。

 3.『海辺のカフカ』を読みきるのに何日くらいかかりましたか?

「2、3日で読めた」
 読むスピードより、買ってから手つけるまでが時間かかった(苦笑)。

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垣間見える大陸のデティール

 前回のエントリーの続き。じーっとWebの水面を眺めているだけで、様々な情報が浮かび上がってくる。ヒダまでは分からないまでも、大つかみながら状況を想像できる程度には、材料が揃っている。「情報化社会、万歳!」と、時代錯誤気味に言ってみる。

 そんなわけで、報道の欠片をピックアップし、所感じみたことを添えてみよう。

 <中国反日デモ>中国政府、謝罪・補償の難しい決断

 そりゃ、簡単に謝れんわな。お気の毒様とは思う。

 デモ知らない一般市民も 中国、報道規制続く

 ま、いくら日比谷公会堂に万単位動員したとしても、渋谷センター街の通行人の中で集会を開いている事実を知らない人の方が圧倒的であろうことを考えれば、さして驚くことでもないのかもしれない。誰もが、個々人の範囲内での情報の中生活している。もっとありていに言えば「皆そんなに暇じゃない」ということなのだろう。『絵文録ことのは』様が「この程度にしか盛り上がっていない」とおっしゃる通りだと思う。
 そこで、「遊行」に参加した連中の素性は一体どうよ、という疑問が再び湧いてくる。
 ネットワーク上の「憤青(糞青)」と呼ばれる反日の若者が中心とされるが、彼らの職業が気になるし、学生ならどんな学部や家庭環境なんだろう? 政府・党のコントロールがきく連中であることは、どうやら間違いないと思うのだが。

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見えない大陸のデティール

 ここのところ、毎月恒例になっている発熱で会社を休んだ。いい加減体調管理しろよな、と言われそうだが、寒暖の差への耐性が簡単に身に付くはずもない。地味に体質改善を図るか。
 熱があるのと関節痛いのと全身がだるいこと以外は特に不調でもないので、一日ぼーっとニュースを眺めていると、中国の「反日デモ」に多くの時間が割かれていた。
 分からんなぁ、と思うのは、敢えてこの時期に、まるで13億の人民がこぞって反日になったかのようにを取り上げる、マスメディアの姿勢。
 個人的には、「デモ」なんていっても所詮は官製デモ、共産党首脳部お得意のガス抜き政策の一環であって、こちらが付き合う理由はポケットの裏側をひっくり返してもないように思える。とばっちりを食った在留邦人の皆さんはお気の毒だが。
 また、あの国には「外交」という発想はないんだよなぁという感想を、同時に抱いた。広大な領土を纏め上げるために、ありとあらゆる力を集中させなければならない。東シナ海のガス田問題もしかり。彼らの弁護をするのではないけれど、領土的野心や覇権を狙っているわけではなく、あくまで自国のエネルギー確保という内政問題を打開しようとしているに過ぎない。こっちの知ったことではないけれど。

 そんなわけで、今回の事件を新聞の一面やニュースのトップで取り上げるようなことかいな、というか各社とも結局中共の政策に協力的なんじゃない、と疑問に持っている。なぜどの報道機関もあの国をまるで高度な民主主義が発達した国家のように扱うのかな? 
 仮に「反日」デモではなく「反政府」デモなら瞬時に弾圧され、外部にも漏らさない体勢を取ることは火を見るより明らかなのに。

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花散る里と、至らぬワタシ

 毎年桜花賞はレースが終わると私にサラブレットが人が生み出した「生き急ぐ動物」であることを否応無しに思い出させ、苦い余韻を残す。馬券が当る当らないに関係なく。
 2005年の勝ち馬ラインクラフトは現時点で、牝馬三冠を取ったスティルインラブや、GⅠ3勝のファレノプシスと同等の活躍をする可能性が、あくまで可能性として残っている。
 だが、ワンダーパフュームやプリモディーネの軌跡を辿る可能性も、同じように絶無ではないのだ。

 今年は桜の開花が遅かった。
 気温の上がり方が急激だったためか、3分から満開になるまでが早かった。そのスピードに、私は圧倒される。時間はいつだって、なすすべもなく通り過ぎる。
 風の強い今日、もう薄紅色が路面に散っている。
 その光景がちっとも自然ではないということを突き付けられているような気がして、後味はやはり苦い。
 染井吉野は、人が生み出した「生き急ぐ植物」だという事実。読売新聞によれば、桜の名所の約七割で衰退が危ぶまれているという。
 花吹雪は毎年、一個人としての無力さを私に突きつける。
 年齢相応の物事の捉え方が未だに理解出来ない姿を哂う。
 そして、他人が楽しむ中、一人でメランコリーに沈んでいることを表明せざるを得ない、至らなさ。
 
 それでも、馬は走り、花は咲き誇ることを知っている。至らぬ私も、至らぬなりに歩を前に進めなければならないだろう。

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正しい『yaplog!』の使い方

 これは前々から気付いていたのだが、ヤプログは文章系のブロガー向きには作られていない。
 行間が詰まっているし、文字数は本文と追記を合せて6000字が限度だ。

 で、ヤプログの長所といえば…kawaiiこと。画像の取り込みと絵文字。
 うーん。やはり、ここのキャラとはかみ合っていない。

 携帯から更新して日記つけるには最適だろうが。そろそろ引越しを検討する時期なのかもしれない。もしくは、方向性を思いっきり日記に変える??

 今日は『海辺のカフカ』を読了しました
 渋谷まで東横線でコトコト向かいハズレ馬券を2000円買って東急の地下街で試食しまくりました
 「DEAN&DELUCA」のパンはいつもどおり美味しいです
 帰ってから自転車で多摩川の土手を走りました 風が気持ちいいです大田区側の桜はほぼ満開でした

 明日は『仮面ライダー響鬼』見て桜花賞を買って『チャンピオン・カーニバル』観て桜花賞当てて新宿の丸井メンズ館で服物色することになるでしょう とても楽しみです

 ……。ぐ、ぐるぢい…。
 やっぱりparsleyは書きたいことを書きたいように、現実生活と内的世界との間を行ったり来たりしながらするのが性に合っているようだ。これからもこれまで通りにやっていきますです。
 

こころなくす前のクリッピング

 ああ、もう。忙しいったらありゃしない。
 記憶が『「忙しい」という字はぁ~「心」を「亡」くすとぉ書きま~すっ』という金八先生語録を引っ張り出してきて、脳裏にリフレインさせている毎日だ。私parsleyが武田鉄矢大ッ嫌いだということも併せて書き添えることで、察していただけると幸いです。

 そんなわけで、何でもいいから毎日更新しようと思っていたここも、ここ数日ですっかり雑草生えてます(笑)。
 聖神中央教会の事件など触れるべきニュースは日々やってくるし、民俗学と現在の倫理の関係も書きさしのまま放置されている。今更読み進めている『海辺のカフカ』についてもいずれは場を設けたい。
 実生活のみならず、自分の言いたい書きたい欲求にも追われているというのは、なんだか滑稽だ。

 ここから先は、個人的なクリッピング。映画と展覧会とか、記しておかないと忘れてしまいそうなので。あとは、チャーム的な意味もあるかもしれない。いずれにせよ、観賞に「動機付け」が必要になっているのも確かだ。
 以前は一人でどこにでも行けたのにね。

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Webの守護神

 早朝に目覚めてしまって、二度寝をしようか迷いつつ、ネットを巡回しているうちに、『玄倉川の岸辺』様が「コンピューターの神様、ネットの神様ってどなたなんだろ?」と書かれているのに出くわし、しばし沈思する。考えているうちに、結局二度寝してしまったのだけれど。

 まず思いつくのがギリシャ神話のヘルメス。ゼウス他の使者という経歴から、通信を司る神となっている。商業の神でもあるので、アフィリエイトに夢中の人にも最適。秩序より混沌を好む性質がWeb的と言えそうだ。
 ただし、彼は博打や盗賊の庇護者でもある。その上いたずら好き。救済はあまり期待できそうにない。
 そういえば、某宗教団体の主催者が、彼の生まれ変わりでしたな。うーん。

 では、カトリックの世界ではどうだろう?
 先日、逝去されたヨハネ・パウロ2世が聖人に列せられるとするならば、インターネットを守護して下さるかもしれない。ロイターによれば、「インターネットを含むメディアを利用してメッセージを伝えることを躊躇してはならないとの手紙を2月に書いていた」とか。彼の死を最初に伝えたのはSMSと電子メールだったそうだ。
 …と、思っていたら、もう既にインターネットの守護聖人は去年の2月にヨハネ・パウロ2世自身が定めていた
 セビリヤ司教の聖イシドルス(556~636年)がその人。彼は『語源録』という事典の著者だが、これがデータベースと似た構造をしているそうだ。少なくとも教皇庁はそう主張している。

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和食ルネッサンス

 本日の夕食。

 深川めしに豚肉の和風スペアリブ、三つ葉のかき玉汁。

 控えめに申し上げて、死ぬほど美味です。これこそ二十一世紀のお江戸ご飯だ!
 …と、ナルシスト全開に自分を褒め上げてみる。

今日ぐらいは、真実を

 あの堀江貴文ライブドア社長を想起させるとのことでタイトル変更になった草薙君のドラマ『恋におちたら』。放映自体があぼーんになった模様。

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 フジ新ドラマ、放映中止の見通し (ahoo! NEWS)

 先月28日に制作発表が行われた、SMAPの草ナギ剛(30)が主演するフジテレビ系ドラマ「恋におちたら~僕の成功の秘密~」(4月14日スタート、木曜・後10時)が、放映中止になることが、関係者への取材によって明らかになった。
 同ドラマは下町の小さなネジ工場で働いていた草ナギ演じる青年が工場が倒産してしまい、ハワイで出会ったIT企業の社長(堤真一)に弟子入りしてのし上がっていく物語。だが、制作発表直後にニッポン放送を巡るライブドアとの問題が発生し、仮題「ヒルズに恋してから」タイトルを変更した経緯がある。
 関係者は「制作に入る以前の段階」と話し、経営陣の介入があったことを認めた。
 ライブドア・フジテレビ問題は、ソフトバンク・インベストメント(SBI)がニッポン放送の保有するフジテレビ株を借りるなど、先行きに予断を許さない状況で、IT関連会社を舞台にした同ドラマの内容を放映することへの懸念から、今回の判断になったとみられる。
 しかし、経営側からの現場介入に反発するスタッフも多く、別の関係者は「NHKのことを笑えない」と怒りをあらわにした。

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 キャスティング・ストーリーとも、いかにもフジの月曜ドラマという軽い感じなんで、そこまで目くじらに立てんでも、とは思う。が、堀江氏ならともかく北尾氏ならば一エンターティメントを突破口にしてしまうかもしれない得体の知れなさがあるからなぁ。これ以上失点したくない、フジ経営陣のケツの穴の小ささに同情しないこともない。

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