「立ち位置」は何処ですか?

 「井川遥って韓国人なんだって?」
 ウチの会社の広告担当が、唐突にそんな話題を持ち出した。どうも取引先で耳にしたらしい。彼女が半島系のひとだとネットにて語られたのは3年くらい前だったと記憶している。それくらい周回遅れのネタだったわけだが、今聞くと逆に新鮮に感じた。
 実は彼女、私ものすごく好みです(笑)。「今、一番エロさを感じるオンナは?」と訊かれたならば、迷わずイカワハルカと即答するだろう。彼女の魅力について語るのは別の機会に譲るとして…。
 2chなどで彼女の過去が流出した時、今ほど嫌韓が広がっていないにせよ、それほど反感の渦に落とされずに済んだのは、彼女のアイデンティティーが朝鮮半島になかったからだと思う。まあ、ずっと日本に住んでいるのだから、当たり前なのだが。
 国民性というやつは個々に流れる血でなく、個々のハートの在り様。だからこそアメリカ人はあんなにも無邪気に”Star-Spangled Banner”を合唱し、9.11以降の危機でJ・ブッシュの支持率が90%を超えたりする。
 昨今これほどまでに半島に厳しい視線を向けられているのか。日韓WCでのあからさまなジャッジや、拉致問題があったのは勿論だが、在日朝鮮人が己のコミュニティーに閉じこもり、決して地域=日本に溶け込もうとはしなかったことも原因だろう。
 国籍もなく、日本を「祖国」と考えているわけでもない人たちが参政権をはじめとして、なし崩しに権利が認められていく現在の方向性は、やはり順番が逆だと思う。

 相撲の世界では、「強い日本人力士がいないからつまらない」という声が大きくなって久しい。
 が、個人的には幕内のほとんどが異邦人になったとしても全然構わない、と思っている。たとえ日本人でも、土俵上の伝統を尊重出来なかったり、素行に問題があっては元も子もないということを、協会は既に北尾こと双葉黒で学んだはずではないか。

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タレント vs アイドル

 今日、自分のコーチ役をしてくれていたセンパイ(♀)の異動が決まった。自社内で一番勢いのあるレーベルの制作&広報ということだった。もともと自分が入る前からあった話だったのだが、いきなり決まって二日後には籍が移るという急転直下ぶり。この業界の色とエネルギーは、人事にも表れるのだと実感した。

 同じように、イエローキャブの野田義治社長の辞任も、傍目には青天の霹靂に見える。
 が、業界の長い人たちにとって、このことは意外ではないようだ(芸能徒然日記様・KENKOU_BLOG様)。つまり、野田氏は雇われ社長で、言わばBARホンダのD・リチャーズのように、いつでも首を飛ばされる脆弱なイスに座っていたわけだ。
 30日付東京スポーツの記事にあるように、「水着に始まり服を着せていく」野田氏タレント育成スタイルは、オンナノコのパーソナリティを段階的に引き出していく方法論と言えるだろう。
 つまり、消費物に過ぎないアイドルを、発信者として堪えられるタレント(才能)にまで育てることに主眼が置かれている。
 一人のアイドルが水着を「卒業」し、バラエティに進出する。その空いた席に、別のオンナノコを送り込む-。歯車が噛み合えば加速度的に仕事が増えていく。確かにいいことづくめだ。
 しかし、この手法は常に新たな「素材」を必要とする。今年に入ってから、佐藤江梨子・小池栄子・MEGUMI・根本はるみといった面々の後輩を思ったほど売り込むことが出来なかったように思える。ここの部分で、野田氏に焦りがあったような気がしてならない。

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九州場所を総括する

 ■幕内優勝
 東横綱 朝青龍  (13勝2敗)

 ■殊勲賞
 西前頭筆頭 白鵬 (12勝3敗)

 ■敢闘賞
 西前頭十枚目 琴欧州 (11勝4敗)

 ■技能賞
 東関脇 若の里  (11勝4敗)

 九州場所は、なんだかんだで、一年を締める「正しい」結果となった。
 圧倒的な力量を見せていた朝青龍が優勝し、モンゴル勢・東欧勢と、待望の大関候補が三賞を分け合った。見事にバランスが取れている。
 ことに、若の里が名実ともに大関候補に名乗りを挙げたことが大きい。武双山が引退し、栃東が再度の陥落で、協会としては横綱以上に新大関の誕生を望んでいる。
 若の里は確かに「上手い」相撲で勝ち星を重ねるが、肝心なところで負けてしまうという印象が付きまとう。朝青龍に名古屋場所・秋場所で連勝したが、どちらも横綱の攻め急ぎで、厳しい言い方をすれば勝ちを拾ったに過ぎない。そういったイメージを払拭するためにも、初場所では是非優勝を狙って欲しい。
 白鵬は文句なく強い。9勝した稀勢の里もそうだが、まだ若いのに完成度の高い力士。
 ただ、もう老成しているようにも見えるのが気掛かり。朝赤龍が意外に伸び悩んだことを見ると、来年さらに脱皮出来るかを注目したい。
 モンゴル勢では、一番プッシュしていた時天空が7勝8敗と負け越してしまったのが悲しい。このままじゃ幕内と十両を行き来するエレベーター力士だよ…。安馬は軽量ながら、まわしを引き付け寄り切る、という正攻法の取り口をしているのが好感持てた。
 カロヤンこと琴欧州は、白鵬を破るなど一番活躍が目立った。高見盛への首投げ、稀勢の里への掬い投げなど、決まり手は多彩で、これまでの外国人力士とは一線を画す存在になりつつある。露鵬を含めて、上位陣との対戦が楽しみだ。
 この二力士に比べて黒海は精彩を欠いた。彼の場合は、琴欧州における琴乃若の存在が必要だと思う。相撲の機微を掴みさえすれば、さらに上を狙える。頑張れ太!

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Beauty or Eros? ②

 本来「美しさ」と「エロス」は渾然一体のものであり、互いを引き剥がすことなどできないはず。だが、分別して考えたがる人間は沢山いることも、また事実なのだ。

 私parsleyが常々疑問に思っていたのは、「グラビア男性誌のヌードは問題にされるのに、女性誌に載るヌードはなぜOKなのか?」ということ。
 「an・an」は表紙にハダカを持ってくることはしばしばだし、「ヴォーグ」なんてふた月に一回はパリコレのモデルが惜しげもなく肢体を晒している。これはいいのか? 
 まあ、「肢体」は見せても「痴態」は見せていない、という考え方もあるだろう。「ありのままの自分」とか「赤裸々」というものは、同姓にも受け入れやすいのだろうし。
 「異性に媚を売るオンナには強烈な拒否反応を起こすのに、同姓に媚を売るオンナには共感を感じやすい」という傾向も、「女性誌のヌード」に甘くなっている理由の一つに数えられるかもしれない。
 つまり、エロスからさらに「リビドー」を抽出しようと一生懸命試みているわけだが、基本的にオトコはオンナに発情するものなのですよ。たとえ、「ボディーの美しさ」を前面に出したシャシンだとしても。

 一昨年に登場した「SMART」系の「おしゃれヌード」路線。一時は「an・an」でも特集されるところまで至る一大勢力に成長した程だったが、これも「エロ」よりもポップアートな雰囲気を目指したと推察され、より女性誌に近い路線を探ったと言えるだろう。
 ただ、これは個人的な感想だが、日常生活に近い猥雑さが見え隠れして、かえって「ヒワイ」度が高かったような気がする。どこか女に憧憬を残しておきたいオトコの心理を汲み取ることが出来なかったことが、定着を逃がした主因なのではないだろうか?

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分からないことが多すぎる

 20日のエントリーに追記したように、ペ・ヨンジュン来日の出迎えに、3500人(NHK)が新東京国際空港に集まった。のだが、実はTBSやフジテレビ、そして半島系の団体に「動員」された人が少なからずいたご様子なのだ。
 そして、滞在先のホテルニューオータニでは、彼の乗る車に殺到し10人が怪我する騒動まで起こる始末。こういうのを見ると、日本が不景気だなんて嘘っぱちだと思ってしまう。
 某団体はいつものことだからこの際置いておくとして、なぜこうもテレビ局が「韓流」ブームに肩入れしなければならないのか。これはちょっとしたミステリーだ。

 自分の周囲には「韓流」にハマっちゃている人間は皆無なので、マツケン・サンバや氷川きよしのおかっけと大して違わないと思うのだが、前者が「国民的人気」のように扱われるのは、メディアの恣意性を容易に証明するものだろう。
 で、ここで最大の疑問。そもそも「韓流ブームに乗っている人間の実数」はどれくらいなのだろうか?
 これは全くの推測なのだが、テレビでドラマを見たり、ビデオをレンタルするようなライトなユーザーから、兵役見送りツアー(韓国男性は兵役あるから日本男性よりたくましいとか言っていたよな、確か)に参加した重度の患者さんまでをカウントするとしても、MAX10数万がいいところなのでは?
 で、2chやblogを根城にする(parsleyのような)アンチから、冷ややかな視線を送る消極的批判者も同数だと仮定する。そうすると、残りの1億2000万は無関心層ということになる。
 要は、「韓流」にな~んの興味も示さない人間が一番多い、というのが現実だろうとparsleyは思うわけなのです。

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Beauty or Eros? ①

 前回の流れで、女性ファッション誌について。
 私parsleyは、平気で「non-no」を立ち読み出来る人間なのです。はっきり言って、悪目立ちしているだろう。それくらい女性服が好きだったりする。たぶん、女の子よりも、女の子の服の方が好きだと思う。
 これは、昔parsleyが「いいなー女子は、いろんな服着れてさー」というふうに羨望していたのが高じたからなのだが、「自分で着る」というところまでは踏み切れなかった。まあ、これはこれで別の話だ。

 今期の秋冬のトレンドらしい「東京エレガンス系」。詳しい説明は「出逢い系ヲタの過激な恋愛記」様の記事を参考にしてもらうとして…。
 確かに、街ではモノトーン系にまとめているコが多いし、今手元にある「mina」でも、グレーやベージュのアウターが目立つ。記者会見時に着ていたタレントをチェックする記事でも、黒ワンピやらネイビーのジャケットやら、暗い基調の色が主流の様子。
 これは明らかに「自分」を隠すファッションだ。朝日新聞が言うように「保守化」に繋がるかどうかは分からないけれど、裏返しの自信のなさは感じる。
 個人的には、20歳前後のオンナノコがこんなスタイルしていたならイヤだな。見かけだけじゃなく、発想までもがオバハンじゃん。着れる服が沢山あるのに、安全策しか採れずにオトコをゲットしようなんて、安直過ぎるでしょう。

 服が防御・防寒以外の意味を持つようになってから、主語が逆転していることは、皆無意識のうちに理解しているのだろうと思う。
 すなわち、服は「着る」ために存在するのではなく、「脱がされる」ために存在しているということを。
 そして面白いことに、男性向けよりも女性ファッション誌の方が、そのことを強く意識しているようなのだ。

Magazine Wars ~コンビニ大会戦~

 私ことparsleyは、相当な雑誌好き。毎月が雑誌の発売日で回っているように感じているというのは、やはり重症だと思う。
 しかし、今や雑誌を売る側の立場にある者としては、各々の雑誌がなぜ「売れているのか」を分析しなければならない。コンビニの棚に並ぶおびただしい雑誌の数々を見ても、そのことが頭をよぎり考え込む日々を送っている。
 
 というのも、ウチの会社が新雑誌の創刊を企画していて、コンビニ展開をも視野に入れているから。
 全国にコンビニは4万店超ある。ここに入ると入らないでは、発行部数が全然違ってくる。もちろん、広告の入りやすさも。だから、どの雑誌もコンビニに入れようとするのは、当然の方向性と言える。

 が、ここで問題が。我々がやろうとしているのは成年向けコミック誌。はっきり言って、大激戦区だ。確かに広告も入るだろうし、潜在的に相当数の読者層もいる。
 でも、そもそもコンビニがこのジャンルを置きたがっていないという現実がある。夏に東京都が条例を厳しくして、数誌が引っかかったという経緯もあって、某大手コンビニには7月から新たな成年誌は一冊も(!)並んでいないのだ。

 今日、「Number」を買いに近所のコンビニに行ったとき、突然気付いたことがある。
 ここのところ、ウチのオフィスには、ライバル誌になるであろう雑誌が山積みになっていた。だが、本当の「敵」は彼らではないのだ。
 世の男性は、何も「エロ」だけに興味があるわけではない。サッカーだったり、車だったり、パチンコだったり競馬だったりしている(このメカニズムもこの理論で説明できると思う)。
 そういった「購買欲」や「知識欲」を向こうに回してやっていかなければならないということに、軽い戦慄を覚える。安直に「広告が入って儲かる」なんて考えで飛び込んでは大変なことになりそう。引き返すなら今なんじゃないかな…。

 コンビニで今日気付いたもう一つのこと。
 女性ファッション誌は、競合誌のことだけを考えればいい。いくら数が多い、といっても棚で言えば四分の一を占めているに過ぎないし、他ジャンルなら情報誌を気にしていればいい程度だろう。
 やるならば、むしろこっちじゃないのかなあ。

 ま、自分が女性誌が好きなだけなんですけれどね(笑)。

Remember and Imagine ②

 対北朝鮮強硬派の皆さんが忘れている、もしくは忘れようとしている事がある。
 日本は独力で、北朝鮮と対する力がない。
 この問題には韓国やら中国やらロシアやらが関わってくるし、彼らが日本と仲間かというと、残念ながらそうではない。parsleyが私淑させて頂いているIrregular Expressionの言葉を借りると「北朝鮮が崩壊することに対する影響が日本の拉致問題だけにとどまる訳は無く、日本以外の様々な国同士でも外交上の様々な思惑が絡んでくる」のだ。
 そこを押してなお、経済制裁をするだけの熟慮と勇気を、論者たちは持ち合わせているのだろうか?

 彼らにはもう少し想像力を働かせて欲しいと思う。隣国が崩壊した影響が、自国及んだ時のことを。
 そして、日本が20年ほど前にインドシナ難民がやってきた時、上手に対処することができたかどうか、これも思い出してもらいたい。
 そういったことを全て精査し検証した上で、尚も「経済制裁すべし」と主張するならば、そこではじめて、耳を傾ける価値のあるものになるのだろう。
 裏を返せば、現状では「北朝鮮経済制裁論」は全く論ずるに足らない内容のものでしかない、という印象。強硬派の皆さんの奮起に期待しよう。

Remember and Imagine ①

 眠れない午前2時♪ 苛立ちが空を叩く♪ by T.komuro
 そんな時は、コムズカシイ話でも書いてみせようか。というわけで、巷で百家争鳴状態な北朝鮮についてでも。

 世界に冠する「ならず者国家」朝鮮民主主義人民共和国。しかも、過去の歴史的事実とやらを鑑みると、日本を敵視しているらしい。目の鼻の先に置いておくにはチト物騒な国である。それを無力化する政策を採る方向に動くのは、至極真っ当な考え方だろう。
 
 で、最近富に力を増している「経済制裁」する、という意見なのだが、本当に効果があるのか、それが最初に出た時から懐疑的だった。
 まず、大声で論をぶつ連中が信用できない。この人達が言うのはまあ仕方がないにしても、某野党第一党の皆さんは、金丸氏や田辺氏の子分だった人たちなんじゃないの?
 そういう人たちの言葉に踊らされている人達も数年前は「ピースなラブのバイブスで」な連中だったような気がする。ま、それでもニュースに興味を持つのは、悪いことじゃないけれど。 要は、十数年も前からこの問題に取り組んでいるわけではなく、付け焼刃的に語っているだけの薄さに、辟易させられているわけなのだ。

 次に、そもそも「経済制裁」したところで、効果があるのか、という疑問。
 意見を補強したいのなら、どっかの研究所にいかに北朝鮮に打撃になるか試算させてもいいはずなのに、そういう数字は未だ見たことがない。
 だいたい、国交もない国同士の貿易量なんて、たかが知れている。たかが一隻の中型船が新潟に入港するだけで大騒ぎしているくらいだし。「制限」というより、取り締まるべきは密入国・密貿易の方で、これは各県警察や海上保安庁のお仕事、ということになる。
 制裁をするにせよ、二国間で執行しても意味がない。結局、日本の製品は釜山か青島かウラジオストック経由で流れるだけの話になる。

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作品と製品と商品と狭間

「毎日何時に帰ってます?」
「…今日なんて、朝の6時半ですよ」
 喫煙所での会話の一片。相手は某レーベルの広報さんだ。
 一見この業界でも花形のような広報だが、想像以上の激務。イベントの準備から文字資料の準備、宣伝広告の校正などなど、あらゆる雑事が回ってくる。
 中でも一番キツイのが、女優さんの所属事務所との折衝。広告媒体のNGやら、イベントでの扱いのクレームやらを一つ一つ対応しなければならない。要するに、常に無理難題の矢面に立たされるわけなのだ。
 今日彼女が疲労困憊しているのも、雑誌の表紙の写真を差し替えろ、という要求されて、印刷所や編集プロダクションとの調整に追われていたため。
 タバコを吸う、というよりニコチンを摂取する、と表現するのが正しい煙の吐き出し方で、彼女はぼやいた。
「銀行に金下ろしに行く時だけがプライベートな時間ですよ~」

 一本のDVDでも、立場によって捉え方が違ってくる。
 プロデューサーや監督、それに女優さんとっては「作品」だが、工場では「製品」だし、店頭に並べば「商品」になる。
 当然、その間を取り持つ存在が不可欠で、上に挙げたような広報さんや、私parsleyが関わっているスケジュール管理のようなお仕事が生まれる。
 全てが予定通り進めば何の苦労もないのだが、そううまくは行かないの実情。
 そういう時に、制作サイドの代わりに製造サイドへ締め切り延長の泣きを入れ、末端の売り場に工場の都合を説明する役割をしなければならない。そう、常に誰かに言い訳をするはめに陥るのだ。
 まあこれで金を貰っていると思って、我慢するしかないな。