仄暗い、台所の隅で

 毎度恒例の『村上モトクラシ』の大調査
 だけど‥今回は設問の選択肢が「村上春樹」ではないような気がしてならない。
 そんなこと言ったならば、そもそも企画自体がハルキ的じゃないともいえるし、そんな企画に乗っかるのもparsley的ではないよなぁ、と思う。ま、逸脱もまた楽し、ということで。

 1. あなたのご家族も村上さんの小説の読者ですか?

 →「姉妹がファン」

 まずは「ファン」という言葉にひっかかりを覚える。「読んで、フレーズを抽出し、印象を胸にしまう」というのが、彼のいう読書だと、勝手に思い込んでいるので。かと言って「読者」というのも違うし。「好む」、という動詞を使うのが、一番しっくりくる。
 「誰もわかってくれない」は、一見ハルキ的のようだが、作品の素晴らしさを力説してわかってもらえないというのと、そもそもわかってもらう努力をしないのではかなりの距離がある。後者の場合、「わかってもらおうとは思わない」と問うべきだ。
 そんなわけで、設問は「比較的当てはまる」以上でも以下でもない。彼女ならば、読むだろうし、どちらかといえば好んでもいるのだろうが、推測に過ぎない。

 それにしても。「祖父母の時代から一族みんな村上好き」に26日5時現在で6名もいらっしゃるのですが、ホントですかぁ?

 2. 村上作品を普段読む場所は?

 →「台所で」

 誰にとってもどれか一つを選ぶのは難しい設問なのではないか? 私の場合、全てのシチュエーションで、本を読んだ経験がある。バーで読んでいた本が村上春樹でも、何もおかしくない。
 まあ確かに、青山通り沿いや、代々木上原周辺に行くと、彼を意識はする。あとは、ベタだけれど図書館。
 そんな中、「台所」を選んだのは、その時点で一票も入っていなかったから(笑)。
 とはいえ、お湯を沸かしながら、ひんやりとした床の感触を抱きつつ、洗い場にもたれかかってページをめくっていく、というのは、私の一番好きな本の読み方でもある。それがまた、自分と村上春樹に相応しい付き合い方のような気がしている。

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