ももいろクローバーZが女子も魅了する理由

Z女戦争(初回限定盤A)(DVD付)
ももいろクローバーZ
キングレコード (2012-06-27)
売り上げランキング: 19

 今、ももいろクローバーZの勢いがすさまじい。4月に横浜アリーナでの2日連続公演が大成功。6月に入ってからはじまったツアー、やくしまるえつこが作詞・作曲を担当した「Z女戦争」(おとめせんそう)のリリース、そして8月5日の西武ドームでのライブ決定と、加速度的に活躍のボリュームを増していっている。
 6月に入ってからは、さまざまな雑誌が表紙&特集を組み、Parsleyがお仕事させて頂いているニュースサイト『オタ女』でも取り上げさせて頂いた。

 新曲発売間近!ももいろクローバーZの勢いを各誌が大特集(オタ女)

 記事では触れなかったが、他にも『日経エンタテインメント』7月号が「会いに行ける最前線」という特集を組みももクロを表紙に起用しており、「”生”ビジネス」の代表格といった扱いをしていたことも特筆すべきだろう。

 他のアイドルに比較して、ももクロの特異点として挙げるべきなのは、アイドルファンに限らない女性の心も掴んでいるということだろう。20歳前後向けの女性ファッション誌のスナップにメンバーが登場する機会は2011年末頃から見かけられるようになっていたが、2012年に入ってからは、そのダンスの振り付けが注目され、『Popteen』4月号でエクササイズの特集が組まれるまでになった。それだけ、10~20代の女子にも彼女たちの存在が認知されるようになっている、ということになる。

 私は、たまたま3月24日に開催された『HARAJUKU KAWAii!!!! 2012 SPRING』でのももクロのステージを観ることが出来たのだが、これが圧巻のステージだった。普段の衣装とは違い、古着ショップ「スピンズ」とのタイアップのファッションで登場したのだが、ミュージックビデオと変わらない激しい振り付けのダンスを楽々とこなし、「行くぜっ!怪盗少女」では百田夏菜子が四連続馬跳びまで披露した。
 『『HARAJUKU KAWAii!!!!』は原宿・渋谷のファッションブランドのウォークを中心としたイベントで、アイドルに興味のない女子たちも会場には多数集まっていた。しかし、そのダンスと歌で彼女たちの視線も釘付けにし、最後にはモノノフ(ももクロファン)たちに混じって声援を送っている女子たちの姿を見かけることが出来た。また、記念撮影の際に、モデルたちの多くがももクロのそばに寄ろうとしていたことも印象深かった。
 
 彼女たちが女子にも支持されるのは、一言で表すなら「徹底したプロ意識」になるだろう。
 「Z伝説~終わりなき革命~」に代表されるように、特撮やアニメなどコミカルに見えるPVでも、本気で「役」になりきる。コマネチのような一見するとヘンなポーズを織り交ぜながらも、激しく動くダンス。そして、5人とも歌唱力という面でもネタ曲からバラードまで歌い上げることが出来ることも見逃せない。
 また、スターダストプロモーションという大手事務所に所属しながらメジャーデビューまで2年の時間を費やし、ライブを中心に活動していたという経緯や、ファンへの感謝で深くお辞儀をする謙虚な姿も、共感を集めるポイントだろう。
 つまり、idol=才能が特出している上に、努力を怠らず決しておごった姿勢を見せることのない5人だからこそ、同姓からも尊敬を含んだ支持を集めているのだ。

 『アイドル戦国時代』といわれて久しく、「会える」ということを売りにしているグループが多い中、ももクロは頭一つ抜け出しそうなのは、ネタ的なコンテンツでも全力で取り組み、身体能力や歌唱力といったパフォーマンスが圧倒的であるという、基本的なファクターだというのは、いろいろ示唆に満ちているように思える。

 ちなみに、Parsleyとしてはももか(有安杏果)推しであることを付け加えておこう。ももか超かわいいっす!

 

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